体の中からあったまる! 濃厚ポタージュのおいしいレシピ
野菜の甘味やうまみがぎゅっと詰まったポタージュは、ほっとする味わい。疲れたときや、食欲のないときにもすっと胃に入ってくれて、元気をくれます。野菜嫌いな子どもにもオススメなので、さまざまな野菜で作ってみませんか? 【画像】濃厚コーンポタージュ 日本のスープといえば代表的なものは味噌汁。味噌汁の中でも豚汁やさつま汁といったおかずを兼ねるものや、すまし汁、けんちん汁など、地域や家庭によってさまざまな具材を入れた汁物があります。 同じように、世界の各地でもたくさんのスープがあります。使う食材や味つけなど多種多様で、どれも味わい深いものばかり。一見地味で脇役的な存在ですが、実はとっても重要なポジションにあり、使う材料によってはメインおかずにもなります。 今回は、スープの中でもポタージュに注目! ポタージュというと、日本ではとろみのあるクリーミーなスープをイメージしますよね。 実はポタージュ(potage)はフランス語。フランスではスープ全般を指しており、さらっとした澄んだコンソメやヴィシソワーズ、ブイヤベースなどもポタージュに含んでいます。どのようなスープをポタージュと定義するかは時代や国によって違いがあり、かなり曖昧な場合も。むしろ日本のように区別をしているほうが珍しいのかもしれません。 ■トマトポタージュ 鮮やかな色がきれいなトマトのポタージュは、見た目の通り栄養たっぷり♪ トマトの酸味を牛乳と生クリームでマイルドに仕上げています。 材料(4~5人分) ・トマト缶……1缶 ・たまねぎ……1個 ・じゃがいも……1個 ・牛乳……300ml ・生クリーム……100ml ・水……200ml ・固形コンソメ……1個 ・バター……10g ・塩こしょう……適量 ・ブロッコリー……少量 作り方 ① たまねぎとじゃがいもをサイコロ状に切り、鍋に入れてバターで炒める。 ② トマト缶、水、コンソメを加え、中火で15分程度煮る。 ③ ブレンダーでかき混ぜる。 ④ 牛乳を加え、ひと煮立ちさせる。 ⑤ 生クリームと塩こしょうを加え、再度ひと煮立ちさせる(生クリームはデコレーション用に少量残す)。 ⑥ ブロッコリーをゆで、蕾部分を取ってカップに注いだポタージュに丸く散らす。生クリームもブロッコリーに添って垂らす。 ※ブレンダーやミキサーがなければ裏ごしでもOK。粒が気にならないならば、マッシャーでつぶす程度でも大丈夫です。 もったりと濃厚なタイプのポタージュです。トマトの酸味と甘みが感じられ、しっかり野菜を摂ってる~! と感じる味わいです。 ■小松菜とブロッコリーのポタージュ 子どもが苦手な緑の野菜も、ポタージュにすると食べやすい味になります。今回はアク抜きしなくてもOKな小松菜に、ブロッコリーも入れてみました。とろみはじゃがいもでつけたやさしい味です。 材料(4~5人分) ・小松菜……80g ・ブロッコリー……100g ・たまねぎ……1個 ・じゃがいも……200g ・牛乳……400ml ・水……200ml ・バター……20g ・コンソメ……1個 ・塩こしょう......適量 ・クルトン……適量 ・生クリーム……適量 作り方 ① ブロッコリーは小房に切り分け、耐熱ボウルに入れてラップをかけ、600Wの電子レンジで2分加熱する。 ② たまねぎとじゃがいもを小さめに切り、鍋に入れてバターで炒める。 ③ ざく切りにした小松菜を加えて炒める。 ④ 水、コンソメを加えて10分程度煮る。 ⑤ 牛乳とブロッコリーを加えてブレンダーでかき混ぜる(ブロッコリーは飾り用に少量取り分けておく)。 ⑥ 塩こしょうで味を整え、ひと煮立ちさせる。 ⑦ クルトンと取り分けておいたブロッコリーをのせ、生クリームを垂らす。 クルトンは市販のものでも手作りでもOK。食パンをサイコロ状にカットし、油で揚げるか揚げ焼きにすれば、簡単に作ることができます。 青臭さはあまりなく、やさしい味わいです。もっと鮮やかな緑色のポタージュにしたい場合は、緑の野菜の分量を増量してみてくださいね。 ■かぼちゃとにんじんのポタージュ 甘味の強いかぼちゃ、にんじん、たまねぎを使ったポタージュは、子どもに人気の味。黄色みの強い鮮やかな色になるので、仕上げに生クリームで模様を描いたりしても映えます。今回はかぼちゃにぴったりのハロウィンデコをしてみました。 材料(4人分) ・かぼちゃ……300g ・にんじん……1本 ・たまねぎ……1個 ・牛乳……300ml ・生クリーム……100ml ・水……400ml ・バター……10g ・コンソメ…‥1個 ・塩こしょう……適量 ・ブロッコリー……少量 ・海苔……少量 作り方 ① かぼちゃは皮を切り取ってざく切り、にんじんは輪切り、たまねぎは粗みじん切りにして、鍋に入れてバターで炒める。 ② 水とコンソメを加えて15分ほど煮る。 ③ 野菜がやわらかくなったら、ブレンダーでかき混ぜる。 ④ 牛乳を入れて温める。 ⑤ 塩こしょうで味を整え、生クリーム(仕上げ用に少し残しておくと◎)を加えて、ひと煮立ちさせる。 カップにポタージュを注いでから静かに生クリームをまわし入れ、ゴーストを描きます。箸や爪楊枝の先を使って、伸ばしたり広げたりすれば模様をつけることができますよ。生クリームが広がりすぎたときには、そっとポタージュをスプーンですくい取れば書き直しも可能。 ゆでたブロッコリーの先をちらし、海苔で目と口を切ってのせれば完成です。 模様のつけ方や海苔のカット次第でゴーストの表情も変わります。好みのゴーストを描いてくださいね♪ (よんぴよまま)