センバツ2023 チーム紹介 守備編 高知(高知) 4投手、継投でテンポ生む /愛媛
高知に絶対的なエースはいないが、チームワークの良さを生かした4投手の継投策で勝ち進んできた。4人全員が防御率3点以内と安定している。 主に先発を担うのは西村真人(2年)と平悠真(1年)。140キロ前後の威力ある直球をテンポ良く投げ込むことで「守備からリズムを作る」(西村)チームの勝ちパターンを生み出す。2022年のセンバツにも出場した中嶋奏輔(2年)は体を大きくひねるサイドスローから、内角に食い込むキレのあるボールが特徴。右腕の辻井翔大(1年)は、角度ある変化球を武器に打者を揺さぶる。昨秋の登板はなかったもの、140キロの直球を繰り出す谷口隼人(同)も急成長中だ。 秋の大会では、立ち上がりや継投直後の制球難が失点につながるシーンもあった。課題は制球力と、勝負どころでの精神力。中嶋は「自分と西村で1年生をカバーし、良い流れを呼び込む投球をしたい」と意気込む。【小宅洋介】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇高知の秋の大会の投手成績 投手 試合数 防御率 中嶋奏輔 6 0.00 西村真人 5 1.89 辻井翔大 5 1.64 平悠真 4 2.70 ※県大会、四国地区大会の計7試合