イノシシ被害再び 鹿児島市で50代男性がけが 被害相次ぎ住民「心配」
南日本放送
鹿児島市原良6丁目で18日未明、50代男性がイノシシに襲われ、けがをしました。市は、市街地での出没情報が相次いでいるとして、注意を呼びかけています。 【写真を見る】イノシシ被害再び 鹿児島市で50代男性がけが 被害相次ぎ住民「心配」 (記者)「鹿児島市原良6丁目です。こちらの住宅街できょう未明、歩いていた男性が突然イノシシに襲われたということです」 鹿児島西警察署によりますと、鹿児島市原良6丁目の市道で18日午前0時半ごろ、道路の端を歩いていた50代男性がイノシシ1頭に突進されました。男性は脇腹付近を打撲し、突進された勢いで転倒し、両ひざを擦りむいたということです。 原良地区ではイノシシの被害が相次いでいて、去年、小学生が襲われけがをしたほか、先月も70代の女性がイノシシに足をかまれて大けがをしています。 このほか、今年7月には小野3丁目では県道を走る姿が、先月は原良7丁目で親子とみられる2匹が目撃されています。また、今月6日には明和1丁目で道路を渡ったり、猛スピードで走り去る様子が撮影されました。 (近くの住民)「ちょっと心配ですね。前はそんなことあんまりなかった。最近ですね。野生の食べ物がなくなって、こっちに下りてくるのかな」 市には今年度(11月1日現在)、129件の目撃情報や相談が寄せられているということで、猟友会がわなを仕掛け、捕獲を続けています。 市は「冬になり山にえさが少なくなって、イノシシが市街地に出没している」としたうえで、遭遇した時は音を立てないようにして静かに離れる、近づいてきたらゆっくり後ずさりするなどの対応を取るよう呼びかけています。
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