「まだまだ打てたはずなのに…」ソフトバンク・リチャード、1軍定着へ試行錯誤の日々 秋は11試合7アーチ
ソフトバンクのリチャード内野手(25)が19日、1軍定着を来季の目標に掲げた。今季はウエスタン・リーグで87試合に出場し、18本塁打と54打点を挙げて、5年連続本塁打王と3年連続の打点王となった。 ■さまになってるリチャードのゴルフスタイル、〝師匠〟山川穂高は超個性的【球団納会ゴルフ写真特集】 ただ、1軍では15試合にとどまり打率2割2分6厘、0本塁打、1打点だった。 悔しさもある中、10月のみやざきフェニックス・リーグでは「毎日、同じ気持ちで打席に入って(本塁打を)何本打てるかを試している」と11試合に出場し7本塁打と結果を残した。6試合が雨天中止となり「まだまだ打てたはずなのに、悔しい」と語った。 秋季キャンプでは、映像付きのピッチングマシン「トラジェクトアーク」での練習に力を注いだ。主に左投手を想定。「来年はスタートから打てるように、こういうふうに(球が)きたら勝負できるとか探した」。投手ごとにどう打つかなどをノートにも記した。 オフは山川に弟子入りし、沖縄で自主トレを行う。「(山川が)数を(多く)やるそうなので、て徹底的にやる。フェニックスでもいい感じがあったので、それを継続していきたい」とうなずいた。 この日は福岡県飯塚市の球団納会ゴルフに参加。寒空の中、半袖姿でプレー。「久しぶりにやったけど、楽しかった。1軍定着を目指す」と強調。8年目の来季は、右の強打者として覚醒してみせる。(浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社