さーて、1月はどんな展示に行こうかな。
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MEDIA PRACTICE 23-24 会場:東京藝術大学元町中華街校舎/BankART Station 会期:2024年1月12日(金) ~ 14日(日) 時間:11:00~19:00 休み:会期中無休 料金:無料/予約不要
寺山修司没後40年記念 ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市 ~昭和の激動が生んだ熱狂アングラカルチャー~@Bunkamura Gallery 8/
1960年から70年代の日本が目覚ましい発展を遂げた高度経済成長期。経済や文化のみならず、人々の価値観も大きく変化した時代。空洞化した社会に対する反抗が生まれ、既成のものを破壊し新たなものを創造するエネルギーが渦巻いた。なかでもアングラカルチャーの実験精神にはいつ見ても驚くばかり。寺山修司や唐十郎らによるアングラ劇団、土方巽による暗黒舞踏などが代表されるが、そこで重要な位置を占めていたのがポスターだ。宇野亞喜良・金子國義・横尾忠則らレジェンドともいえるアーティストが手がけたポスターは単なる広告の枠を越えていた。保守的な世の中からの解放を求め、新たな表現の再構築を試みたアングラカルチャー。その熱気に触れてから2024年の幕開けだ!
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寺山修司没後40年記念 ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市 ~昭和の激動が生んだ熱狂アングラカルチャー~ 会場:Bunkamura Gallery 8/(渋谷ヒカリエ8F) 会期:2024年1月13日(土)~1月28日(日) 時間:11:00~20:00 休み:会期中無休 料金:無料
「隠れた山」シム・チーイン@脱衣所 – (a) place to be naked
初詣には登山をしたという人も多いかもしれないが、”隠れた山”を鑑賞しに行くのはいかがだろう。こちらはシンガポール出身のアーティスト、シム・チーインの日本初個展タイトルであり、映像作品名だ。シムが探求するのは、かつて第2次世界大戦で日本の占領に抗ったマラヤ民族解放軍が、英領マラヤ(現在のマレーシアとシンガポール)で英国植民地軍と戦った1948年から1960年のゲリラ戦の争われた歴史。本展では植民地時代の歴史を、作家の個人的な物語を通して読み解く映像作品・アーティストブックが紹介される展示となっている。一人の人間、一つの場所、そんなミクロな視点から隠された大きな歴史の残像が見えてくる。年が明けても未だ続く、さまざまな争いについて考える一助にもなりそうだ。
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「隠れた山」シム・チーイン 会場:脱衣所 – (a) place to be naked 会期:2024年1月6日~1月24日 時間:12:00~18:00(事前予約制) 休み:日曜日、月曜日、火曜日 料金:500円 text: Ryoma Uchida
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