ちょっといい日は「和牛でパワー」〝応援団長〟なかやまきんに君 魅力を語る
「世界に自慢できるほどおいしい」
和牛の需要期に入った。生産コストの高騰や枝肉価格の伸び悩みが課題で、消費拡大への期待が例年以上に高まる。JA全農の「和牛応援団長」を務める、なかやまきんに君に和牛の魅力を聞いた。 ◇ 「和牛は世界で一番おいしい」。幼少期から年末年始は和牛を食べて育ち、ちょっといい日のご褒美として和牛を食べる習慣は今も続いている。 ボディービルダーとして大会に出場した経験もあり、筋肉増強のために鶏肉を食べることが多いが、「仕事がうまくいったり久しぶりの友人に会ったり、ちょっといい日には和牛を食べたい」と笑顔を見せる。 年末年始はすき焼きやしゃぶしゃぶを食べることが多く、幼少期から和牛との関係は深かった。「体づくりの一つとして和牛も力を発揮している」として、ヒレをステーキで食べるのも好みだという。 過去に2度、米国への「筋肉留学」を経験しており、「海外でも和牛はよく食べられている」と海外での和牛人気の高さを語る。訪日外国人にお薦めしたい和牛の食べ方として、「気温が下がるこれからの時期は、ぜひすき焼きを食べてほしい」とする。 年末年始の牛肉需要期に入り、価格は上昇傾向だ。一方、飼料高騰や消費減退のあおりを受け、厳しい経営状況を強いられる畜産農家は多い。「和牛は世界に自慢できるほどおいしい。これからもたくさん食べるので、おいしい和牛を作り続けてほしい」と畜産農家への応援に力を込める。
日本農業新聞