21日に「カブトムシ慰霊祭」 福島県田村市常葉振興公社 一般の参列も歓迎
「昆虫の聖地」づくりを進める福島県田村市常葉振興公社は、夏の間に子どもたちを楽しませてくれたカブトムシに感謝の気持ちをささげようと21日午前11時から、「カブトムシ慰霊祭」を市内常葉町の観光施設「ムシムシランド」で催す。一般の参列も歓迎する。 公社が運営するムシムシランドは夏季の1カ月半、併設するカブトムシドームに常時約千匹のカブトムシを放ち、虫好きの子どもたちに自由に観察してもらった。秋になりカブトムシは一生を終え、一方で卵から新たな命がかえっている。「また来年の夏に」との思いを込め、敷地内に設けた慰霊塚で読経と焼香をして祈る。 当日、関係者は喪服を着て参列する。一般の家族らは参加無料で服装自由。飼っていたカブトムシなど昆虫の亡きがらを箱などに入れて持参する。後日、火葬して丁寧に埋葬する。 ムシムシランド昆虫館で午前10時30分から受け付ける。問い合わせは同施設へ。