iOS 18で日本語対応した「なぞり入力」を使う方法 フリック入力に次ぐ新しい入力方法だけど、もう試した?
iOS 18では、ローマ字入力の日本語キーボードで指を滑らせる「なぞり入力」(Slide to Type)が使えるようになった。本記事では、その機能を使う手順を説明しよう。 【画像で見る】英字キーで「なぞり入力(Slide to Type)」を使うときのイメージ。キー上を指を滑らせると軌跡がグレーで表示される(画像=左)。「Something」と入力する際の実際の指の動かし方
「なぞり入力」とは
そもそもなぞり入力は、英語キーボードなどの入力方法として定番のスタイルだ。これ自体は珍しいものではなく、既に英語キーボードで活用している人も一定数はいることだろう。 具体的な入力方法としては、1つの文字をタップして選択するのではなく、最初の一文字目をタップしてから指を離さずに、次の文字、次の文字へと指を動かしていく。指を離さずとも文字から文字へ移るときに、速度や方向が変わるので、それをもとに推測された文字が入力されていくというわけだ。
日本語でも使えるように 設定方法は?
冒頭でも述べたように、iOS 18では、このなぞり入力がローマ字入力の日本語キーボードでも使えるようになった。 これを利用するには、まずローマ字入力の日本語キーボードを表示できるようにしておく必要がある。具体的には「設定」アプリで「一般」→「キーボード」をタップし、もう一度「キーボード」の欄をタップする。次画面の上部に表示されるキーボードの一覧に、もし「日本語 - ローマ字入力」がなければ、下部の「新しいキーボードを追加」をタップして、「日本語 - ローマ字入力」を追加しておこう。 続いて、「メモ」アプリなどで新規メモを作成するなどして、テキストを入力できる画面を開く。ソフトウェアキーボードの左下に表示される地球儀のアイコンを長押しし、「日本語ローマ字」を選択しよう。 日本語ローマ字のキーボードが表示されたら、なぞり入力を利用できる。キーボード上をなぞるように指を滑らせていけば文字が入力されるはずだ。 例えば、「だいこんのにもの」と入力したい場合には、「daikonnonimono」の順で指を滑らせることになる。この際、「n」→「n」と同じキーが連続するので、「n」から別の方向に一瞬指を動かして、また「n」の上に指を戻すことで、続けて同じキーを入力できる。 なお、こうしたなぞり入力は、「青空」=「aozora」のように、「a(左端)」→「o(右端)」→「z(左端)」→「o(右端)」のように、指や視線の移動距離が長くなると、入力がやや難しくなり、慣れないうちは集中力が必要になってくるだろう。 「ローマ字日本語」のキーボードは従来通り、タップでのキー指定の入力も可能なので、シーンに応じて使い分けながら、少しずつ練習していくのが良いかもしれない。
ITmedia Mobile