狙われた川沿い無法地帯 車を放置&違法駐車14台 不法係留ずらり50隻“船の墓場”
千葉県市川市を流れる真間川は遊歩道が整備され、近隣住民の散歩コースとして親しまれています。しかし、橋を挟んだ下流には異様な光景が広がっていました。 【画像】千葉・市川の真間川 放置車両に不法係留 異様な光景に住民困惑
■「10年前から」放置車両に住民困惑
横倒しになり底があらわになった車。ボンネットはめくれあがり、なぜかタイヤの上にタイヤがのっています。 他にも、窓ガラスはすべて割られていて、下のタイヤもなくなってしまっています。中をのぞくと、割れたガラスが中に散らばっています。 さらに奥に進むと、車の中にはたくさんものが詰まっています。テレビからマットレスのようなものまで、車のフロント部分の部品とみられるものが外されて中に入っています。 車には植物が巻きついているものも多く、かなりの期間放置されていることが分かります。 近くで働く人(60代) 「私の知る限りは10年近く前からこんな感じでした」 番組が数えたところ、車は全部で14台でした。「焼いも」と書いたトラックが止められています。メニュー表もついていて、まだ使われていそうです。 街でよく見かける焼き芋を販売する軽トラック。なぜかナンバープレートは前後で違うものが取り付けられています。よく見ると、車内にガソリンスタンドのレシートがあり、日付は、今年の4月24日と記されていました。 付近には軽トラックが6台並んでいます。トラックの荷台にサツマイモが残されています。今も使われている形跡のある複数の軽トラック。ここを駐車場代わりに使っているグループがあるのでしょうか。 駐車している場合も、放置している場合も、河川法に違反していることになります。 近隣住民(40代) 「散歩で犬が足をけがしたんですよ。それ以来、散歩をそこの通りは通ってないです。なんかちょっと危ないのかなと思って」 近隣住民(20代) 「治安とかも悪くなると思うので、なるべく撤去した方がいいんじゃないかなと」 管理する千葉県の土木事務所は看板や貼り紙で警告し、持ち主を特定したうえで撤去を促しています。