「野球界を崩壊させる恐れがある」大谷翔平、スネル、エドマン…ドジャースの後払い契約“連発”を米メディア憂慮「MLBは長年、競争の平等性を基本としてきたが…」
ロサンゼルス・ドジャースは現地11月29日、トミー・エドマンと5年7400万ドル(約110億7000万円)で契約延長したと発表した。2025年から29年シーズンまでの契約で、2030年は球団オプションになり、2500万ドル(約37億3000万円)が後払いになると報じられている。 【動画】リーグ優勝決定シリーズで大活躍したエドマンのプレー集! エドマンは今年7月のトレード期限前にセントルイス・カーディナルスから移籍。ドジャースでは遊撃手と外野手を任されるなど、守備面で存在感を発揮した。ポストシーズンでは、ニューヨーク・メッツとのリーグ優勝決定シリーズで勝負強い打撃を見せてリーグ優勝に貢献し、シリーズMVPを獲得した。 米スポーツサイト『FanSided』は、エドマンや合意報道があったブレイク・スネル、昨オフの大谷翔平の契約でも用いられている後払いを組み込んだ大型契約に言及。「この戦略は野球界を崩壊させる恐れがある」と伝えた。 「MLBは長年、競争の平等性を基本としてきたが、現在のドジャースはあまりにも強すぎて倒すのが困難に思える。ドジャースがこの“トリック”を繰り返し利用しているのを見ると、さすがにうんざりするファンもいるのではないだろうか。他球団のファンなら、悲観せずにはいられない」 一方、エドマンが今後もドジャースにとどまる事実については、「全体的に見て素晴らしい価値がある」と評価。そのうえでユーティリティーぶりを称えながら、「10月にパフォーマンスを引き上げられる能力は、ドジャースのような球団にとって非常に価値のある資質だ」とポストシーズンでの大活躍にも触れている。 来シーズンはムーキー・ベッツが内野を守るとみられており、「エドマンにも出場機会は十分にある。外野に回るか、あるいはベッツと内野でコンビを組むかのどちらかになるだろう」などと起用法を予想した。 加えて同メディアは、「エドマンは低迷から抜け出すカーディナルスの救世主にはならなかったが、ドジャースでは強力打線の6番や7番打者として理想的な役割を担える」と評している。 連覇を目指す陣容を着々と固めているドジャース。多くの仕事を任せられるエドマンは来季も、要所でその存在がクローズアップされるはずだ。 構成●THE DIGEST編集部
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