親との関係に悩んでいます。【佐久間Pの甘口人生相談「え、それ俺に聞く!?」】
ニッポンのエンタメ界を牽引し、各方面で引っ張りだこの活躍を見せる佐久間宣行さん。今回は意外と人には話せない(けれど問題を抱えている人は多い)親との関係を説く! 【写真】佐久間宣行さんのおすすめ【おやつ】18選! お取り寄せスイーツも
今月のお悩み|価値観の合わない親との付き合い方(26歳・会社員)
進学先から就職に至るまで、私の人生に関して親が過干渉でキツいです。小さい頃から続いているせいか、夢や目標を抱いても「どうせダメだと言われるだろう」「こっちにしなさいと言われるはず」と自分の感情より先に親の希望が浮かんでしまう……。価値観の合わない親を言い訳にして行動に移せないとき、どのように対応すればいいですか?
佐久間Pからの回答|小さな決断を積み重ねよう。自信をつけてから親に伝えて
多くの親は善意で発言・行動しているからこそ、子どもの本心には鈍感だったりします。僕も娘が生まれて気づいたのですが、親って最初は自分の長所を子どもが受け継いでいるであろうと期待をしがち。が、途中から「そうではないかも」と感じると、反動で短所がしっかり遺伝しているように思えてくる。子育てはその繰り返しで子どもを通して自分の長所と短所を再認識せざるを得ない状況で、長所にフォーカスできる親は魅力を伸ばしてあげるような言動になる。一方で短所やコンプレックスに目がいく親は「私が味わった苦労をさせたくないから回避させなきゃ」「私と同じ失敗をしないよう軌道修正しないと」と自身と子どもを追い込んでしまう。「子どもが可愛くて大切」というスタート地点は同じなのに、です。 後者の傾向が強い親なら、行動する前に「(自分で決断できなかったことが)悲しかったし、傷つくこともあった」と本心を伝えて関係をリセットすべき。ただし〝聞き分けのいい子〞として育ってきた人にはハードルが高いし、親の意見に左右されてしまうのが容易に想像できます。成功させるための心の準備運動としておすすめなのが、自分で決断してよかったことをリストアップすること。〝髪型を変えた〞〝ジムに通うことにした〞など、些細なことでいいんです。その小さな決断の積み重ねが、確かな自信になっていくので。 一般的に20代は仕事の基礎力をつけたり、方向性を定めるとき。さらに30代、40代は培った能力を生かして自分らしい仕事をするとき。あとで「親のせいで楽しい人生にならなかった」と言い訳したり後悔しないためにも、今こそぜひ決断・行動してほしい。何より、大人になっても人生が自分のものになっていないのは悲しいですしね。 今回紹介するのは「満願堂」の芋きん。素材を生かした味は親御さん世代にも受け入れられるはず。「こんなおいしいものを見つけられるようになったのか」と思われたらしめたものです。