友人は1年で「iPhone」を買い替えるそうです。「リセールがいいから」と言いますが、さすがに長く使ったほうが費用は安くなりますよね? 5年間使い続けるのと毎年買い換えるのでは、どれだけ違いますか?
iPhoneを始めとするスマホの価格は年々上がる傾向にあり、10万円を超えるのが当たり前になっています。それでも、毎年のように新型iPhoneに機種変更する知人や友人を見かけたことはないでしょうか? 毎年iPhoneを買うために10万円以上のお金を使っていると思いきや、そういった人たちの多くは「iPhoneはリセールバリューが高いから、それほどコストはかからないよ」と主張します。実際に毎年買い替える場合と長く使う場合では、どれほどコストが違うのでしょうか。 本記事ではiPhoneを毎年買い替えるケースと5年間使い続けるケースを比較し、どちらがお得なのかを検証します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
iPhone15を1年で手放す場合とiPhone11を5年使う場合を比較
まずは、最安モデルであるiPhone15(128GBモデル、2023年9月発売)とiPhone11(64GBモデル、2019年9月発売)を、どちらも発売日にApple Storeにて定価で購入し、2024年9月から10月に売却した場合の1年あたりのコストを考えます。 iPhone15の新品価格は12万4800円(税込)で、現在フリマサイトでは9万円前後で取引されています。手数料が10%かかるとすると手元に残るのは約8万1000円で、1年あたりのコストは約4万3800円です。 一方のiPhone11(64GB)の発売当初の価格は8万784円(税込)で、現在のフリマサイトでの取引価格は2万4000円前後(手数料10%を差し引くと約2万1600円)となっています。購入価格から売却価格を差し引いた金額は約6万円で、この金額で5年間使えたことになります。つまり、1年あたりのコストは約1万2000円です。 なお、同じ容量で比較するためにiPhone11(128GB)を見てみると、発売当初価格が8万6184円(税込)、現在のフリマサイトでの取引価格が約2万7000円(手数料を差し引くと2万4300円)となります。コストは5年で約6万2000円、1年あたり1万2400円です。 どちらの比較であっても、長く使ったほうが1年あたりのコストは抑えられます。とはいえ、毎年新品を買っている場合でも、10万円以上の費用が発生するわけではなく、実質負担は新品価格の3分の1くらいです。
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