コリン・モリカワがプレーオフ投入ギアを徹底解説
◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 事前情報◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7243yd(パー70) 【画像】国内で増殖する“ボーケイ女子” PGAツアー6勝のコリン・モリカワは今季6度のトップ5を決め、プレーオフシリーズにもフェデックスカップランキング4位で駒を進めたが、優勝はない。しかし、今週に導入したゴージャスな新ゴルフバッグといくつかのアイアン変更が今季初勝利につながるかもしれない。
新バッグはテーラーメイド、フェデックス、そしてシーズクリエイティブスタジオがコラボした超カスタムタイプ。また、シーズン中に何度もクラブ変更してきたが、今週またもギアを変更し、新たにテーラーメイドの複合アイアンセットの中身をアレンジし直した。 「フェデックス セントジュード選手権」開幕前日、モリカワは全クラブについてエピソードを交えて詳細に解説してくれた。アイアン変更、新バッグ、5番ウッドの磨耗した打痕、軽めの60度ウェッジ、新ボール…。そしてドライバーのテスティングのプロセスについて。
自分のグローブで覆われたゴルフバッグ
「このゴルフバッグは、とても変わっていて、特別な物。プレーオフ全戦で使う予定だよ。フェデックスとテーラーメイドが、プレーオフ用にコラボで作ってくれたんだけど、たくさんのリサイクル素材でできていて、トラックの一部や、フェデックスの箱の一部も使われているはずだよ。両側には上から下までテーラーメイドのグローブが使われている。内側にはメンフィス、デンバー、アトランタとプレーオフ3戦が行われる3つの地名が入っている。実は妻が11月にニューヨークマラソンで走るんだけど、彼女はフェデックスを代表して走るんだ。そして、プレーオフ期間中、フェデックスは僕が決めたバーディ1個につき1000ドルを寄付する。全てが一つのサイクルにまとまっている感じでとてもクールだと思う」
テーラーメイド Qi10 LS ドライバー(9度:三菱ケミカル ディアマナD+ 60TXシャフト)
「僕はちょっとした可変ウエートの装着された『Qi10 LS』ヘッドを使っている。完全にセンターにセットしているんだけど、少しフェードバイアスを加えるため、ヘッド内部に少しだけ重量を加えてある。これは、今年素晴らしい働きを見せているね。僕らはとにかく、どのヘッドの見た目が一番良く、どれが最もフィットするかを見極めようとしてきた。然るべき弾道で飛ぶヘッドを探し出すまで数多くのヘッドを試し、ウエートを調整したり動かしたりしているうちに、これが僕にとって一番良く機能し、打ち出しも最高なことを見出したんだ。多くの選手がコア(標準モデル)のヘッドを選んでいることは知っているし、今年の初めの3週は僕も(テーラーメイドQi10の)全3モデルをそれぞれ別の大会で使ってみた。そして、この一本に絞り込まれた。一貫性のあるクラブで、今のところいい感じだね」。