31歳社会人、時間がないけど「自動車免許」を取得したい! 教習所に通わず「一発試験」って難しいですか? 費用も安く済むならお得ですよね?
自動車免許は、学生時代など時間に余裕のあるときに取得する人は多いでしょう。社会人になってあまり時間をとれない時期に免許を取得したいと思った場合、どんな手段があるのかと気になる人もいるかもしれません。 本記事では普通自動車免許を取得するのにかかるお金や時間について、また時間的に厳しい場合についての対応方法を解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
普通自動車免許を取得するのにかかるお金や時間とは?
まず、普通自動車免許の取得に必要な費用や時間の相場を解説していきます。例えば、埼玉県のうらわ自動車教習所における、取得する免許の種類別の教習費用(税込)および取得時間は図表1のとおりです。 図表1
うらわ自動車教習所 普通自動車免許 より筆者作成 次に免許合宿で取得する場合を見てみましょう。例えば、新潟県の水原自動車学校の費用(期間限定)及び時間は図表2のとおりとなっています。 図表2
水原自動車学校 合宿コース普通車AT/MT より筆者作成 免許取得にかかる時間については、ATは56時限、MTは60時限となっています。教習所の場合は最短1ヶ月、長くても2~3ヶ月で取得することが一般的で、免許合宿ではATは最短2週間、MTは最短16日間で卒業検定を受けることが可能です。 また免許取得には約20万円~33万円ほどかかり、金銭的な負担も大きくなっています。MTとATでは若干ではありますが、ATのほうが安く取得できることも分かるでしょう。 社会人の場合は免許合宿で2週間も仕事を休むというのが難しい可能性が高いため、教習所で取得する人が多いでしょう。その場合は、会社の後に教習所に行くことが多くなるため、うまく時間をやりくりする必要があります。免許を取得しようと決めたら、仕事とうまく折り合いをつけることが必要になってきます。
教習所に通うのも難しいという人のための対処法とは?
教習所に通うのも時間的に厳しいという人もいるかもしれません。その場合、1日で免許が取得できる「一発試験」というものがあります。この一発試験は教習所に通う必要がなく、学科と実技試験に合格すれば免許が取れてしまうのです。 教習所に通う場合と一発試験の場合とでの大きな違いは「免許取得の流れ」と「費用」となっています。それぞれの違いを見ていきましょう。 まず免許の取得の流れです。教習所に通う場合は「教習所にて運転の基礎知識や技術を習得→本免許の学科試験→免許交付」という流れになっています。 一方、一発試験の場合は「仮免許の学科試験と技能試験を受験→仮免許用の交付→路上練習→本免許の学科試験・技能試験→教習所で取得時練習受講→免許交付」という形で免許交付までに何段階かステップを踏まなければいけないことが分かります。 続いて教習所に通う場合と一発試験の場合とでの費用差について比較していきます。教習所に通う場合は前記のとおり約20万円~33万円かかっていますが、一発免許にかかる費用は仮免許・本試験の交付の際にかかる料金や教習所の取得時講習などすべて含めても約3万円で済みます。 免許取得の時間が短縮でき、かつ教習所に通う場合とで約17~30万円の差が出ることを考えると一発試験を魅力に感じる人もいるかもしれません。ただし、技能試験の難易度が高くて試験に通るのが難しいです。 教習所では教官が安全確認方法や道路標識の意味など、運転に関する基礎知識を丁寧に教えてくれるため、無理なく知識や技術を磨けますが、一発試験では自分で知識や技能を取得するしかありません。 運転のプロに丁寧に教えてもらいながら着実に運転知識と技術を身につけていきたいという人は一発試験に向いていませんが、自分でなんとかやってみたいというチャレンジ精神のある人は一発試験に挑戦してみるのもいいかもしれません。
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