イカメタル?オモリグ?初心者さんいらっしゃい!イカメタル完全入門
【チャプター2】イカメタル&オモリグの仕掛け解説&ターゲットイカの説明
まずは、ベーシックなイカメタル仕掛けの解説から。 仕掛けは非常にシンプルです。一番下には、金属性のメタルスッテを付けます。その50cmほど上には、浮きスッテ(ドロッパーとも呼ぶ)を枝スなどで接続します。枝スを長くすればナチュラルに潮に漂いますし、短くすれば竿の操作に合わせてダイレクトにキビキビと動きます。 ちなみに、この仕掛け自体は釣具屋さんでいろんな種類が売っています。販売されている仕掛けなら、自分で作る必要がないので、パッケージから取り出してメインラインにつなげばそのまま使えて便利です。重見さんはもちろん自作で、自分の好みに応じて作っているそうですよ。 次に、オモリグ仕掛けです。 次に、最近ブームとなっているオモリグ仕掛けです。仕掛け図を見てもらうと、中オモリがあってその先にイカメタル用のエギなどをつけるのが特徴だとわかると思います。オモリは、水深や潮流によって20~40号を使い分けます。 この仕掛が人気なのは、大型のケンサキイカに効くとされているからです。実は、実釣当日も、このオモリグ仕掛けに大型のケンサキイカがヒットする場面が何度もありました。船長さんも、オモリグの方が大きいケンサキが釣れやすいと名言していました。もちろん、状況に応じてイカメタル仕掛けとの使い分けが効果的ではあります。 次に、狙うイカの説明です。メインはケンサキイカ、他にもスルメイカやヤリイカなどを狙います。ヤリイカは冬に釣れやすくなるイカとなります。
いよいよ実践編! 実際の操作方法や使用するタックルを解説!
出船前の、イカメタル&オモリグ仕掛けの基礎知識解説の次は、いよいよ実践編です! 実際に釣りをしながら、操作方法や使用するタックル(スピニングorベイト)の紹介をしていきます。 本番は、太陽が沈んでからですが、その前にデイゲームを行います。夜は集魚灯でベイトとイカを寄せますが、日中はどうするのでしょうか?
【チャプター5~8】オモリグで日中イカメタル! リール、ロッド、ライン選択を解説
答えは「魚探に映るベイトの反応を追う!」です。船長が、魚探でベイトの反応を探し、見つけたら狙うというイメージです。最初は、オモリグ仕掛けでチャレンジ! しばらくすると、岡本さんにヒットです! そして、見事に、日中にケンサキイカをキャッチ! 日が沈むまでは、魚群探知機でベイト(ケンサキイカのエサとなる小魚)を船長が置い、ケンサキイカを探し出す。 ラインメーカー、ゴーセンの社員であり、かなりの釣りウマの岡本さん。オモリグ仕掛けで、見事に良型のケンサキイカをキャッチです! ひと段落したところで、スピニングタックルとベイトタックルの使い分けを、重見さんが解説します。スピニングタックルは、仕掛けを少しキャストして広くさぐるようなときに選択します。ベイトタックルは、バーチカル(垂直)の釣り、つまり仕掛けを真下に落として探るような場合に使用します。 理由は、ベイトリールはクラッチを切るだけでスプールがフリーになるため、手返し良く探ることができて便利だからです。ちなみに、ロッドの長さは6ft前後が基準です。 ちなみに、イカメタル用のロッドのティップは、柔軟性が非常に高く繊細です。これは、イカのアタリ(スッテを触腕で抱こうとする行為)がとても微細なため、ティップが硬いとこのアタリを弾いてしまう可能性があるので、ソフトな穂先で食い込みを良くしているのです。 ティップに出る反応でアタリ(イカが喰ってくる)を判断することも多いので、穂先(ティップ)は見やすいカラーのものが多い。 イカメタル専用竿がスピニング、ベイトともに発売されており、リーズナブルな価格のもの多数揃っているので、釣具店などでチェックしてみてくださいね。 なお、使用するメインラインはPEラインがおすすめです。伸びが少なく、イカの反応をダイレクトに取れるだけでなく、仕掛けの操作もしっかりと行えます。 イカメタル仕掛けにはPE0.4~0.6号、オモリグは仕掛け自体がやや重く、釣れるイカのサイズも大きいため0.6~0.8号を使用します。