米富豪イーロン・マスク氏が１０月前半に、大統領選の共和党候補トランプ前大統領を支援する特別政治活動委員会（スーパーＰＡＣ）「アメリカＰＡＣ」に約４４００万ドルを献金していたことが、２４日に開示された連邦選挙委員会（ＦＥＣ）提出書類で明らかになった。写真はトランプ氏が５日に開催した選挙集会に登場したマスク氏（２０２４年　ロイター/Carlos Barria）

Jason Lange　Alexandra Ulmer [ワシントン ２４日 ロイター] - 米富豪イーロン・マスク氏が１０月前半に、大統領選の共和党候補トランプ前大統領を支援する特別政治活動委員会（スーパーＰＡＣ）「アメリカＰＡＣ」に約４４００万ドルを献金していたことが、２４日に開示された連邦選挙委員会（ＦＥＣ）提出書類で明らかになった。 マスク氏は７─９月の３カ月間にも、自身が設立したアメリカＰＡＣに約７５００万ドルを献金している。 アメリカＰＡＣは激戦州の有権者獲得に重点を置いており、１０月前半には４７００万ドル以上を支出したことも明らかにしている。 これとは別にＦＥＣに提出された書類によると、トランプ陣営は１０月前半に８８００万ドル以上を広告に費やし、選挙戦のラストスパートに向けて３６００万ドルの資金を残している。同期間に調達した資金は１６００万ドルだった。 また、別の保守系スーパーＰＡＣ「センチネル・アクション・ファンド」も、マスク氏から２３０万ドルを受け取ったと報告している。 一方、民主党候補ハリス副大統領の陣営は、１０月前半に１億３０００万ドル以上の広告費を投じたと報告。同期間に９７００万ドルを調達し、１６日時点で１億１９００万ドルの資金を保有している。