【NFL】レイブンズ戦のOTにおけるチャンス不足を嘆くベンガルズWRヒギンズ、チェイス
シンシナティ・ベンガルズはせっかく転がり込んできたチャンスを見過ごし、その代償を支払うことになった。ボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンがオーバータイム(OT)にファンブルしたことで、ベンガルズは敵陣38ヤード地点でボールを手にし、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区の激しい戦いに終止符を打つチャンスを手に入れた。ベンガルズは3回の攻撃で3ヤード前進し、53ヤードのフィールドゴールをキッカー(K)エバン・マクファーソンに託している。 【動画】2024年第5週:レイブンズを迎え撃つベンガルズ
フットボールの神さまはその積極性のなさを快く思わなかったのか、スナップは乱れ、パンター(P)ライアン・レーコウがそれをうまくセットできず、マクファーソンの蹴ったボールは左に大きく外れた。その2プレー後、レイブンズのKジャスティン・タッカーが24ヤードのフィールドゴールに成功し、41対38でレイブンズが劇的な逆転勝利を収めている。
QBジョー・バロウ、ワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイス、WRティー・ヒギンズが空中戦でレイブンズを苦しめた試合だっただけに、最後に見せた保守的な戦術には違和感があったと言えよう。
ヒギンズは試合後に「個人的には、第1ダウンと第2ダウンにもうちょっとアグレッシブなプレーを選ぶべきだったと思っている。そうすればエバンがもっと良い位置でフィールドゴールを蹴れたはず」とコメント。
「彼はあの距離からも決められる選手だ。彼のせいにするつもりはまったくない、分かるだろ。チーム全体でやることだし、チームとして負けたんだ。でも、俺たちが彼をもっと良いフィールドゴールレンジに置いていれば、より簡単にキックを決められたかもしれない」
また、チェイスは「少なくも1回は俺か、ティーか、ドレイ(アンドレイ・アイオシバス)みたいなプレーメーカーにパスを出して第1ダウンの獲得を試みるべきだったと感じている。試合中はずっとそうしていたしね」とつけ加えている。