プラダグループが好調 ミュウミュウ97%増、日本の売上は53%増
プラダグループが、2024年1月から9月末までの9ヶ月間の連結収益実績を発表した。同期間のグループ全体の売上高は34億2500万ユーロ(約5694億9217万円)で、前年同期比18%増。ブランド別では「プラダ(PRADA)」の売り上げは同4%と微増だったものの、「ミュウミュウ(miu miu)」が同97%増と大幅な伸びを記録し、多くのラグジュアリーブランドが苦戦するなか、高い実績を示した。 【写真】ミュウミュウの最新コレクション
ミュウミュウは、2024年度上半期(2024年1月~6月)で同93%増という高い成長を記録したが、2024年第3四半期(2024年7月~9月)では同105%の増収となり、グループの売上を強く牽引した。地域別では、日本が同53%増と高い成長を見せ、その要因として堅調な国内消費とインバウンド客の増加を挙げている。その他、中東が同24%増、ヨーロッパは同18%増、アジア太平洋地域は同12%増と2桁成長を記録。アメリカ大陸も同8%増と、全地域で増収となった。 直近のラグジュアリーブランドの2024年第3四半期(2024年7月~9月)決算では、「エルメス(HERMES)」が同11%増と成長を見せたものの、ケリングは同15%減、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループは同3%減となるなど、ラグジュアリーブランドに減速傾向が見られている。 ※実績は為替変動などの影響を除く ※1ユーロ=166円