睡眠と食事、極限まで制限…陸自で最も過酷な訓練終えた28人が帰還
陸上自衛隊水陸機動団の隊員28人が、陸自で最も過酷な訓練とされるレンジャー課程を終え、長崎県佐世保市の相浦駐屯地に帰還した。計約14週間に及ぶ特別な訓練を乗り越えた隊員らを同僚や家族が出迎えた。 【写真】過酷なレンジャー課程を終え、駐屯地に帰還した陸上自衛隊水陸機動団隊員たち 2018年3月に創設された水機団でのレンジャー課程は今回が7度目。 各部隊から集まった精鋭は9~11月、重い荷物を背負って山地を踏破し、海から上陸するなどさまざまな状況を想定した訓練を遂行。最後の数日間は睡眠と食事を極限まで制限した状況で行われた。帰還日となった11月27日、隊員らは自動小銃などを手に約50キロの装備を背負い、充実した表情で駐屯地に戻った。 北島一・水機団長は労をねぎらいつつ「技術、体力、気力のたゆまぬ錬磨に取り組んでもらいたい」と激励。一人一人に堅固な意志を示すダイヤモンド、勝利を象徴する月桂(げっけい)樹をかたどったバッジを贈った。 (重川英介)