品川エリアが「広域品川圏」として新たな“東京の玄関口”に 再開発のポイントは「国際化」【Nスタ解説】
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JR京浜東北線の一部区間では17日の始発から工事のため運休となりますが、実は新たな街づくりが進んでおり、品川エリアが東京の新たな玄関口になるかもしれません。 【写真を見る】品川エリアが「広域品川圏」として新たな“東京の玄関口”に 再開発のポイントは「国際化」【Nスタ解説】 ■地上28階建てビルや、隈研吾さんデザインの複合文化施設も 加藤シルビアキャスター: JR東日本が行っている今回の再開発では大井町駅、品川駅、高輪ゲートウェイ駅、田町駅、浜松町駅という5つの駅を「広域品川圏」として、東京の新たな玄関口を目指しています。 やはり品川は空の便へのアクセスもよく、リニア中央新幹線が開通した場合にはさらに存在感が高まるため、このような再開発に力が入っているという状況です。 品川の街で変わっていくのは「品川プリンスホテル」がある品川駅高輪口のあたりで、地上28階・地下2階の「南街区(a)」、地上9階・地下1階の「南街区(b)」、地上28階・地下3階の「北街区」と、かなり高い建物ができます。着工予定は2025年度からとなっています。 北街区には事務所や店舗などが入り、また、人々が集うことができる大きな「北口テラス」ができるとのことです。 そして、南街区にも事務所や店舗、宿泊施設などが入り、建物の中には「立体回遊空間」や、緑がたくさんある「中央屋上広場」ができるとのことでした。これが品川駅に直結した施設としてできるといいます。 一方、2020年に開業した高輪ゲートウェイ駅も変わり、駅前に「TAKANAWA GATEWAY CITY」(高輪ゲートウェイシティ)という5つの施設からなる複合施設ができます。 駅の目の前にある「THE LINKPILLAR 1」(ザ リンクピラー ワン)は2025年3月27日に開業します。更地になっているイメージを持っている方もいそうですが、もう工事が結構進んでいる状況です。 中には商業施設の「ニュウマン高輪」(一部)のほか、秋頃には首都圏初進出のラグジュアリーホテル「JWマリオット・ホテル東京」が入る予定だということです。 また、ぱっと目を引く建物があります。建築家の隈研吾さんがデザインを担当した複合文化施設「モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ」です。この施設から文化や情報を発信していきたいそうで、6階には「月見テラス」という足湯も併設されるとのことでした。