J1C大阪・DF奥田勇斗がJ1初ゴール 海外移籍の毎熊の後輩がチームを勝利に導く「後は任せてください」
明治安田J1第18節第1日(15日、C大阪2-1浦和、ヨドコウ)C大阪に〝ニューヒーロー〟の誕生の予感だ。DF奥田勇斗(23)がJ1初ゴール。チームを約2カ月ぶりの本拠地勝利に導いた。 1|0の後半4分に右CKだ。「コーナーキックを上げる時点でこぼれてきそうだなという感じがあったのでいつもより前のポジションを取っていた」と嗅覚を生かし、実際にこぼれてきたボールに右足を振り抜き、豪快なミドルシュートを決めた。 チームは日本を代表するDF毎熊が海外クラブへの移籍を前提とした準備のため、離脱したばかり。毎熊と同じ右SBを本職とし、同じ桃山学院大出身で4学年下のルーキーは「毎熊くんを送り出す日にシュートを決めて、チームも勝てた。後は任せてくださいという気持ちです」と胸を張った。 小菊監督も「めぐりあわせ、と冷静に感じた。クラブはそうやって新たなヒーローが生まれて、次のチームの中心となって成長していく。チームも歴史を刻んでクラブとして大きくなる。まさにその瞬間だった」と振り返り、「マイク(毎熊)もこれで気持ちよく海外のほうに行けるんじゃないかなと思います」と笑顔を浮かべた。