バスケ歴9年、Wリーグ野口さくらLOVEなアイドルRain Tree新野楓果[バスケ]
――新野さんは身長167cmとRain Tree最長身なのでセンター的なポジションかと思っていたのですが、ポイントガードだったんですね。 新野 中学卒業までは低いほうだったんです。中学生のときはずっと成長痛に悩まされていて、一時は手術することも考えていて、バスケができない時期もありました。引退してからグンッと身長が伸びて、『これまでに伸びてくれればよかったのに!』と思いました(笑)。 ――ミニバス時代にいちばん印象に残っていることは何ですか? 新野 父とバスケをしたのが一番の思い出です。父は私が小4のときに単身赴任で海外に行ってしまったのですが、それまではめちゃくちゃ鍛えられました。自分の子なので私にだけ当たりがキツかったりしたのですが、逆にそれが悔しくてめちゃくちゃ頑張ってたなという思い出があります。あとは茨城県の県南選抜に選ばれてJCOMカップで優勝したときはうれしかったです。ほかに、『SLAM DUNK』の桜木花道が好きで、父がUFOキャッチャーで取ってくれた桜木花道のバッグをずっと使っていたことを覚えています。 ――その後、中学校ではどんな感じでしたか? 新野 毎日、朝練で2km走ってからの筋トレがルーティンで、体脂肪率が2%でした。そのあとにシューティング練習をしてから授業に出て、放課後にまた練習だったので本当にキツかったです。長距離走がすごい苦手で、本当に朝練がイヤだった記憶があります。 ――プレー面での成長はありましたか? 新野 ポジションはミニバス引き続きポイントガードでしたが、中学生になってから3Pシュートがすごく得意になって、公式戦で5本連続決めたりしていました。1本決まると流れでそのあとも決まるじゃないですか。『今、流れがきている!』という感じで、それがすごく楽しかったです。 ――試合を見に行ったりしていましたか? 新野 中学生のときはバスケ部のみんなで一緒に毎年ウインターカップを見に行っていて、高校生になってからはバスケが好きなダンス部の友達と毎年ウインターカップを見に行っていました。特に印象に残っているのが、高校2年生のときに見に行ったウインターカップです。安城学園(愛知)の2年生エース、野口さくら選手(現アイシン ウィングス)のプレーに目が引き寄せられました。高身長なのでリバウンドが強く守備力がすごくあるのですが、オフェンスではペイントアタックができて、外から3Pシュートも打てて、オールラウンダーなところがすごいと思いました(チームは準優勝)。あと、笑顔がすごく素敵で、プレーとのギャップが好きになってしまって、その当時は本当にプリクラに「さくらLOVE」と書くぐらいでした。 今でも7歳上の姉が富士通レッドウェーブの町田瑠唯選手推しなので一緒にWリーグの試合を見に行ったりしていますし、2024-25シーズンのオフィシャルプログラムを買って選手のことをチェックしたりしています。男子も地元の茨城ロボッツの試合を父と一緒に見に行ったりします。男子のプレーは体の当たりが強くてプレー自体の迫力もあるので、見ていて女子とは違う楽しさがありますよね。