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前半、果敢にシュートを放つ坂田選手＝氷見市ふれあいスポーツセンター

声援を送る地元ファン

　　●プレシーズン、800人無料観戦　敗れるも課題つかむ 　9月に開幕するハンドボールの新リーグ「リーグH」に参加する富山ドリームスは17日、氷見市ふれあいスポーツセンターで「能登半島地震復興応援スペシャルマッチ」に臨んだ。新興チームのアルバモス大阪に27-32で敗れたものの、9月7日のトヨタ車体戦に向け、攻守の課題をつかんだ。 　NTT西日本や日本ゼオンの特別協賛で、通常は有料の富山ドリームスのプレシーズンマッチを能登半島復興応援として、無料で観戦できるようにした。会場には市内外のファンや選手を雇用する企業の関係者など約800人が応援した。 　アルバモス大阪は元日本代表の徳田廉之介選手や氷見高OBの清水裕翔選手、高岡向陵高OBの金岡宙斗選手を擁する。 　ドリームスは前半、森永浩壽選手の連続シュートや青戸和樹選手やキーパー髙木アレキサンダー選手の活躍で、3点リードする場面もあったが、追いつかれて15-15で折り返した。後半はパスのリズムが崩れて、シュートが決まらなくなり、連続失点で逆転された。 　吉村晃監督は「（負けたことで）選手にはいい緊張感が出る。点差ほどの実力差はない。リーグHには背水の陣で臨む」と力を込めた。仲舟井裕貴主将は「大勢の応援に感謝します。5点差の負けは悔しく、反省して一つずつ勝利を重ねたい」と誓った。 　スペシャルマッチに先立ち富山ジュニア選抜と石川ジュニア選抜の前座試合もあり、富山が勝利した。メンバーで声援を送った呉羽小6年の橋場柊さんは「前半は接戦で、見応えがあった」と話した。