「プレッシャーは凄まじく、しんどい時期もあったかと…」 “衝撃敗戦”のフェンシング江村美咲に太田雄貴がエール「彼女は世界に誇れる偉大な選手」【パリ五輪】
パリ五輪・フェンシング女子サーブル個人
またしても衝撃の敗戦だ。 現地7月29日、グラン・パレにてパリ五輪フェンシング女子サーブル個人の試合が行なわれ、2022、23年の世界選手権を連覇している世界ランク1位の江村美咲は、3回戦で同24位のチェ・セビン(韓国)と対決。金メダル獲得が期待されていた日本の25歳だが、7-15でまさかの敗北を喫し、自身初の準々決勝進出とはならなかった。 【画像】日本選手団の旗手を務めた女子フェンシング・江村美咲を厳選ショットで特集! 開会式では、ブレイキン男子の半井重幸(Shigekix)とともに日本選手団の旗手を務め、悪天候のなかでも明るく日の丸を掲げる姿が印象的だった江村。この日は、初戦から15-14と手こずると、続くチェ・セビン戦も試合のペースを掴めず。今大会の金メダル最有力候補としても注目されるなど、周囲からの重圧が大きかったことは想像に難くない。 この結果を受け、2008年北京五輪の男子フルーレ個人、12年ロンドン五輪の男子フルーレ団体で銀メダルを獲得している太田雄貴さんは、自身のX(旧ツイッター)を更新。「世界選手権二連覇、日本選手団旗手など、沢山の物を背負いながら必死に戦いました」と書き始め、フェンシング界の後輩に温かい応援メッセージを送っている。 さらに、「プレッシャーは凄まじく、本当にしんどい時期もあったかと思います」と気持ちに寄り添うと、「結果が大切な世界ではありますが、彼女は多くの事を達成してきた、世界的にも誇れる偉大な選手です」と記述。「団体戦もあるので、ゆっくり休んでくださいとは言えませんが、気持ちを切り替えて頑張ってほしいです」と投稿を締めた。 ただ、今大会ではなんとしてもメダルを持ち帰りたい世界女王。現地8月3日の団体戦でこの悔しさを晴らせるか。 構成●THE DIGEST編集部
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