小野新HCのもと、勝負のリーグワン4季目へ! 東京SG、開幕戦で埼玉WKから初勝利なるか?
日本代表でも主力を務めるFL下川甲嗣は東京SGでもいち選手の役割を全うするつもりだ。 「(小野HCについて) 昨年までコーチだったし、コミュニケーションが取りやすい。チームがどういう方向性でやっているかを聞いている。 (今季の方向性について)去年の結果が3位、今年は一個一個の勝負を勝っていけるように細かいところを突き詰めている。システム的なところと一つひとつの勝負にこだわることによって結果が変わる。練習からそういう意識で臨んでいる。ブレイクダウンひとつ取っても、試合を想定した強度を一人ひとりに求めている。 (プロ転向について)今季優勝するためにいちプレーヤーとして、1試合でも多く出てチームに貢献したい。結果が求められる世界の中、外国人選手のバックローが多い中で、自分の色を出していければと思っている」 3度の手術を経て、3季ぶりに復帰するFLショーン・マクマーンは開幕を心待ちにしていてた。 「(ケガについて)2022季のシーズン終盤に肩を外して、その後プレーオフの時期に手術して順調に回復したが、その年の12月頃にヒザを手術し、昨年9月頃に同じヒザを再手術したので大変だった。とくに2回目に同じ膝をやった時がつらかったし、とても落ち込んだ。リハビリがうまくいかなかったし、そもそもリハビリ自体がチームから離れていないといけないのでつらかった。 そんな時、家族がメンタルでも助けとなった。サントリーのメディカルタッフも大いに助けてくれた。本当に長いリハビリとなったが、耐えて戻って来られてエキサイティングな気持ち。開幕が本当に待ち遠しい」 南アフリカ代表WTBチェスリン・コルビは加入2季目に自信を深めていた。 「(プレシーズンについて)すごいプレシーズンを過ごしてこれたので、またサントリーに戻って来れてすごくうれしく思う。いい準備ができているので、シーズン開幕が楽しみ。 (今季について)リーグワンは年々コンペティションが激しくなり、今季どのチームも強化を進めている。昨季は残念ながら3位に終わったが、今季一番大事なのは一つひとつの試合を大切にすること。それを繰り返していくことが、チャンピオンを目指すことに近付くことになる。今季プロセスが大事だと思っている。一試合一試合毎週毎週準備していきたい。開幕戦の相手がパナソニックということもあるが、一戦一戦学んでいくことが大事」 果たして東京SGが埼玉WKからリーグワンでの初勝利を飾るのか、それとも返り討ちに遭うのか。『NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25』開幕戦・東京SG×埼玉WKは12月21日(土)・味の素スタジアムにてキックオフ。試合当日「サンゴリアスSHOUT! 応援フラッグ」を先着2万名様にプレゼント。アジパンダ広場では「サントリー生ビール」を先着5000名に配布する。ほかにも開幕イベントとクリスマスイベントを同時開催。チケット発売中。 取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)