娘が「婚活にもお金がかかる」と言っていました。そんなにかかるものなのでしょうか?
婚活には何かとお金がかかります。例えば、婚活サービスの利用料やデート代にお金がかかるほか、女性は男性と比べて美容代などが高くなりがちです。 本記事では、2023年の婚活費用の年間平均や実態、婚活費用の内訳について解説します。婚活費用の相場を把握したうえで、親として経済的にサポートできる部分があるか考えてみましょう。
2023年の婚活費用平均は10万円超
婚活費用の調査にはさまざまなものがありますが、今回はナイル株式会社(東京都品川区)が運営する恋愛・婚活メディア「出会いコンパス」にて、2023年に婚活をした20~40代の男女1062人を対象(有効回答数1057人)に実施した「婚活や恋活に関するアンケート調査」の結果の一部を紹介します(調査期間:2023年12月26日~2024年1月2日)。 同調査によると、2023年に婚活した人が婚活にかけた年間費用の平均は10万4807円となっています。男女別では、男性の平均が11万7041円、女性が9万4884円という結果であり、男性のほうが高いことが分かります。これは、婚活アプリの料金や婚活パーティーなどの参加費について、男性のほうが女性よりも高く設定されていることが多いためと考えられます。 また、女性の場合は年間の婚活費用にはバラつきがあり、ほとんどお金を使っていない人が多いのも特徴です。未回答を除くと、2023年の年間の婚活費用が1万円未満の人の割合は40.4%と最も多く、2位が5万円未満で17.6%、3位が10万円未満で14.3%、4位が20万円未満で8.7%、5位が30万円未満で5.5%という結果でした。 5万円未満の人が6割近くを占めるなか、20万円以上出している人も一定数おり、平均額を引き上げています。一方、男性では年間の婚活費用が1万円未満の人は15.3%と少なく、女性の半分以下でした。
婚活費用の内訳
婚活にかかる主な費用としてまず挙げられるのは、婚活サービスの利用料や婚活パーティーの参加費、結婚相談所の登録費用です。前述の通り、女性の場合は婚活アプリや婚活パーティーの利用料・参加費は安く抑えられることが多いものの、結婚相談所の場合は男性と同等の費用がかかります。 料金体系は相談所によって異なりますが、登録料に月会費、成婚料を合わせると、数十万円もの出費になることも珍しくありません。このほか、お見合い料が別途発生するケースもあります。どのような婚活サービスを利用するか、つまり婚活への本気度によって、かかる費用に大きな差が出る傾向にあるといえるでしょう。 加えて、婚活写真の撮影費用やデート用の洋服なども必要です。女性の場合はどうしても、男性と比べて化粧品代や美容室代も多めにかかってしまいがちです。 また、実際にお見合いやデートをするとなると、飲食代や交通費、映画の鑑賞代などもかかります。毎回男性がおごってくれるともかぎらず、2回目以降からは割り勘になる可能性もあります。婚活が長引き、お見合いやデートの回数が増えれば増えるほど、出費もかさんでしまうでしょう。
婚活費用を安く抑えるには短期集中が大事
婚活でどのようなサービスを使うにしても、短期集中で婚活を成功させることで、さまざまなランニングコストを抑えられ、出費を減らせます。そのためには、条件を明確にして会う相手を絞るのがポイントです。 このほか、友人や知人から良い人を紹介してもらったり、キャンペーンや割引を利用したり、デートは公園などできるだけお金がかからない場所を選ぶなどの工夫も有効です。 出典 ナイル株式会社 出会いコンパス 婚活や恋活に関するアンケート調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部