国学院久我山vs早実 双子の園部兄弟対決は兄に軍配 久我山が2大会ぶりの全国大 高校ラグビー
全国高校ラグビー東京第2地区決勝(10日、国学院久我山27-10早実、秩父宮)国学院久我山が2大会ぶり44度目の花園出場を果たした。 久我山WTB園部友大(ともひろ)、早実CTB心大(もとひろ、ともに3年)は双子の兄弟。双子対決が実現した。兄の友大は後半17分に退くまで、ハイパント攻撃をしつこくチェイスするなど豊富な運動量を発揮した。弟の心大はランの強さを生かした突進を見せ、5-27と劣勢だった後半16分には相手ゴール前での攻撃からトライも奪った。マッチアップして相手にタックルする文字通りの〝双子対決〟も2度ほどあった。 決戦前でも、自宅ではフランクに過ごしていたという。「日本代表の試合なども仲良く見ていたし、けさも普通に話していた」と2人は声をそろえる。ただ、この決勝の話だけはしなかったそうだ。友大は「早実の分まで頑張りたい。きっと応援してくれると思う」。心大は「トライは準備していたプレーがうまく決まったが、時すでに遅しという感じだった。花園には観戦に行こうと思うし、久我山も応援したい」とそれぞれ話した。 全国大会は12月27日に大阪・花園ラグビー場で開幕する。