FA残留の高橋周平に「他球団からの評価が高かった」理由は
獲得に動く価値がある選手
翌20年は自己最高の打率.305をマークしたが、その後は打率が2割6分に届かない。長打が出ないことで怖さがなくなっていた。若手の台頭もあり存在感が薄くなる中で、今季は打撃フォームを改造したことで力強い打球を広角に飛ばすようになった。 他球団のスコアラーは「今年の打撃成績は数字だけ見れば活躍したと言えませんが、昨年までと比べて打撃内容はガラッと変わっている。スイングが強くなり、速い球を引っ張れている。人的補償の必要がないCランクであれば、獲得に動く価値があった選手です」と高い評価を口にする。 中日の屋台骨を支えてきた選手だけに、ファンも特別な感情を抱いているだろう。来年もドラゴンズブルーのユニフォームを着てグラウンドに立つ高橋周に大いに期待する。 写真=BBM
週刊ベースボール