【山陽オート(オーバーミッドナイト)一般】祐定響が無傷4連勝でデビュー初優勝
4日間開催の山陽オートの山陽オーバーミッドナイトオートレース「当たるんですCUP」は日付が変わった10日の午前0時半過ぎ、最終8Rで優勝戦を行い、無傷の3連勝で勝ち上がっていた祐定響(すけさだ・ひびき、23歳)=山陽=が、ゼロ単騎から逃げ切ってデビュー初優勝を飾った。2着は筒井健太、3着は角翔太郎で、3連単1-2-3は1680円(5番人気)だった。 スタートからしっかり飛び出して序盤を引っ張った祐定だったが、中盤以降は20m単独の2番手筒井がじりじりと着実に接近。ただ、仕掛けられる距離までは迫れず、最後までコースを乱さなかった祐定が、そのままトップでゴールを駆け抜けた。
優勝した祐定響の話
「エンジン、タイヤともに4日間、同じ状態で行った。目標の一つだった2級車での優勝を達成できてうれしいです。優勝戦はガチガチになりすぎて試走タイムが出なかった。それで逆に気負わず走ることはできました。道中は人の影が見えてすぐに姿まで見えた時は動揺したけど、最終日は地元の同期のみんなが1着だったし、自分だけ2着になるわけにはいかないという気持ちで走りました。ゴールした後も自分が勝ったのかは分からなかった。初優勝の報告は思い浮かぶ人みんなにしたいです。これからもスタートからのペースづくりを課題に、また一走一走頑張ります」
師匠の山崎進の話
「よく頑張った。常日頃、整備を黙々とやっているのでそれが報われた。これからも冷静に走って、山陽を代表する選手になってもらいたい」