<#わたしの新庄・3回目のセンバツへ>/6 基本の延長が好守 藤川蓮選手(2年) /広島
切れ目のない広島新庄打線で、中軸を務める中堅手。昨秋の中国地区大会では桜ケ丘(山口)との準々決勝で先制適時打を放ち、自信を深めた。 七回1死一、三塁の好機だった。打席に入る前に帽子のつばを見ると、「楽しんだもん勝ち」の文字。選手寮の最終点呼が始まる30分前の午後10時まで、ピッチングマシンに向き合った日々を思った。緊張が解け、バットが軽い。ファウルで粘ったすえの8球目を振り抜いた。「大事な場面で打てた」と振り返る。 目下の課題は守備で、信条には「基本の延長が好守」を掲げる。ゴロの捕球など地道な練習を繰り返しており「守備のミスをなくし、好機でまた一発を狙いたい」と語った。【中島昭浩】=つづく