iPhoneのストレージを圧迫する「システムデータ」を軽くする簡単な方法
iPhoneのストレージを確認する方法
アプリやデータがどのくらいiPhoneの容量を占めているかを確認するには、「設定 > 一般 > iPhoneストレージ」へと進みます。 ページ上部のバーでiPhone全体のストレージが表示され、グループごとに占めているデータ容量がわかります。 その下に、iPhoneのアプリ一覧と、そのアプリ自体と、保存されているデータ容量が表示されます。 iPhoneのストレージをスキャンして、分析するまで時間がかかるので、上部のバーが表示されるのに数秒かかるかもしれません。 バーが表示されたあとも、アプリの一覧や容量サイズの分析が終わると調整されるので、更新されるのに数秒待つこともあります。 「システムデータ」のフォルダがどれくらいの容量を占めているかを確認するには、アプリ一覧の下までスクロールしましょう。
iPhoneやiPadの「システムデータ」ストレージを削除する方法
「システムデータ」の容量を完全に削除することはおそらくできませんが、そのほうがいいこともあります。 なぜなら、「システムデータ」の中に、iOSの操作性を向上させる有益なデータも含まれているからです。たとえば、Siriの音声をたくさんダウンロードした場合、それは「システムデータ」に保存されます。 「システムデータ」の容量はだいたい5~10GBの範囲ですが、10GBを超えている場合は、容量の増加をコントロールできていない可能性が高いです。 iPhoneの「システムデータ」にある不要なデータを削除する方法をいくつかご紹介します。 1. Safariのキャッシュを削除する Safariのキャッシュは、「システムデータ」の容量が増える最大の原因のひとつです。 ブラウザは、ウェブサイトをすばやく表示できるよう、閲覧履歴やウェブサイトのデータを保存します。しかし、Safariのキャッシュは必ずしも必要ではありません。 iPhoneのストレージを空けたい場合は、もっと大事なデータのために容量を確保するべく、キャッシュ削除をおすすめします。 【Safariのキャッシュをクリアする方法】 「設定 > 一般 > iPhoneストレージ」をタップする。 アプリの一覧をスクロールダウンして、Safariをタップする。 「Webサイトデータ」をタップする。 ページの一番下までスクロールし、「全Webサイトデータを削除」をタップする。 2. できるだけストリーミングを減らす 多くの音楽や動画をストリーミングするのも、iPhoneの「システムデータ」の容量が大きくなるもう1つの原因です。 ここではっきりしておきたいのは、ストリーミングとダウンロードは異なるということです。 iTunes StoreやTVアプリ、Musicアプリから音声や動画をダウンロードすると、そのデータは「メディア」に分類されます。 一方、ストリーミングでは、シームレスに再生するためにキャッシュを使うので、このデータが「システムデータ」に分類されるのです。 したがって、iPhoneやiPadで容量を空けたいのであれば、ストリーミングを控えたり、ストリーミングするコンテンツの量を減らしたりしましょう。その間は、ダウンロードしたものでなんとかしのぎます。 また、iPhoneアプリのキャッシュを削除することもできます。 YouTubeやApple Music(もしくはそのほかの音楽アプリ)、Podcastなど、オンラインのコンテンツをストリーミングするのに使うメディアアプリが対象です。 ストレージ設定でそれらのアプリデータを削除しましょう。 3. 古い「メッセージ」と「メール」のデータを削除する ショートメッセージが好きな人は、メッセージ系アプリの大量のデータで、ストレージがいっぱいになっているかもしれません。 古いメッセージをあまり保存しないように、「メッセージ」アプリの設定を変更したほうがいいでしょう。 「メッセージ」アプリは、デフォルトでは永久にメッセージを保存する設定になっていますが、「メッセージ」アプリのキャッシュデータを最小限にするために、1年や30日に変更が可能です。 変更するには、設定を開き、アプリセクションの「メッセージ」アプリをタップします。 「メッセージの保存期間」をタップして、「30日」か「1年」のどちらかの保存期間を選びます。 また、iPhoneやiPadで「メール」アプリを使っていると、表示したすべての書類や写真、動画などのキャッシュが保存されます。 これにより、再度閲覧するときの読み込みが速くなりますが、貴重なストレージの容量を奪うことになります。 メールアカウントの詳細を削除して、再入力することで、「メール」の不要なキャッシュを削除することができます。 4. アプリを削除して再インストールする 保存されているアプリのデータの大半は「App」に分類されますが、特定のキャッシュは「システムデータ」に分類されます。 たとえば、「Podcast」アプリが数GB以上の容量を占めている場合、おそらくキャッシュのデータで埋まっていることでしょう。 アプリを削除し、再インストールすることで、iPhoneの「システムデータ」にあるデータが削除されます。 アプリを削除するには、そのアプリを長押しし、「Appを削除」をタップして削除します。 その後、App Storeからアプリをダウンロードして、再インストールしましょう。 5. iPhoneをバックアップしてリセットする 余分なデータを削除するもっとも簡単な方法は、デバイスから完全にすべてを消して、最初からやり直すことです。 ストレージの問題の原因となっている不安定なバグを削除でき、アプリのキャッシュを探して削除するよりも早いです。 ファイルがなくなる心配はご無用。すべてをアンインストールする前に、iPhoneやiPadのバックアップを取っておけばいいのです。 そうすれば、ゼロからスタートすることなく、もう一度はじめられます。 iPhoneやiPadをリセットするには、「設定 > 一般 > 転送またはiPhone(iPad)をリセット」で、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。 iCloudにバックアップの設定がしてあれば、iOSは保存していないデータを失わないように、アップグレードを促します。