竹田麗央、初の年間女王に「想像もしていなかった。びっくり」 女子ゴルフ
女子ゴルフは10日、ツアー2戦を残し、竹田麗央の初の年間女王が決まった。山内日菜子の優勝で幕を閉じた伊藤園レディースは予選落ちし、一足早く地元・熊本に帰郷していた竹田はリモート会見で、21歳222日という歴代3番目の若さでの〝女王戴冠〟に、喜びを爆発させた。 【写真】ゴルフ日本ツアー年間女王に決まった竹田麗央 「シーズンが始まったとき、年間女王なんて想像もしていなかった。びっくりですし、うれしいです」 今季の竹田は強かった。4月、地元でのKKT杯バンテリン・レディースでツアー初優勝を飾り「自信がついた」と弾みを付け、翌週のフジサンケイレディスで2週連続V。日本女子プロ選手権、日本女子オープン選手権と国内4大大会のビッグタイトルを2つ制した。夢見てきた米ツアーも前週の日米両ツアーを兼ねるTOTOジャパンクラシックで優勝し、来季の出場資格を獲得した。 初優勝から一気に8勝。スタッツによると今季ドライバーの平均飛距離262・72ヤード、パーオン率77・39はいずれも1位。飛ばす能力と着実にグリーンをとらえる安定性が、強さの秘密である。 来季の米ツアー開幕戦は1月中旬のヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ(米フロリダ州)。「以前に比べ、ショートゲームもすごくよくなっている。(米ツアーは)初めてで不安はあるけど、逆にすごく楽しみです」。女王の視線は、すでに海の向こうにあった。(清水満)