世界の1月平均気温、観測史上最高 EU気象当局が発表
EU=ヨーロッパ連合の気象当局は8日、1月の世界の平均気温が観測史上、もっとも高かったと発表しました。 月ごとの平均気温は、去年の6月以来8か月連続で記録を更新しています。 EUの気象当局によりますと、先月の世界の平均気温は13.14度でこれまでの最高記録だった2020年の1月を0.1度あまり上回りました。 これにより先月は1950年に観測を始めて以降、「もっとも暑い1月」になったということです。また月別の平均気温が最高記録を更新するのも去年の6月から8か月連続となっています。 過去12か月の世界の平均気温は、産業革命の前より1.5度以上、高くなっているということで、温暖化対策を求める声がさらに強まりそうです。 今月に入っても、南アメリカではエルニーニョ現象の影響による猛暑が続き、各地で森林火災が発生するなど大きな被害が出ています。また、スペインでも、深刻な干ばつが発生し、非常事態を宣言するなど各地で影響が出ています。