女優の稲垣美穂子さん死去 86歳、老衰 昼ドラ「華の嵐」、「まんがはじめて物語」制作会社社長も
女優の稲垣美穂子(いながき・みほこ、本名丹野美穂子=たんの・みほこ)さんが8月6日、老衰のため死去していたことが23日までに分かった。86歳。東京都出身。葬儀は近親者で営まれた。 【写真】品のあるたたずまいで多くの日活作品を彩った 稲垣さんは大学在学中、1957年公開の日活映画「孤独の人」でデビュー。俳優座養成所を経て舞台やテレビでも活躍した。女優・高木美保、俳優・渡辺裕之らが出演したフジテレビ系の昼ドラ「華の嵐」(88年)では柳子(高木)の母で朝倉男爵(高松英郎さん)夫人・貴久子を演じた。 夫は映画監督の故丹野雄二さん。アニメと実写を組み合わせたTBS系「まんがはじめて物語」を制作した「ダックスインターナショナル」の創設者でもあった。稲垣さんは丹野さんが2001年に亡くなった後、同社の社長も務めていた。 稲垣さんの訃報を受けて、日活は公式Xに映画「情熱の花」(60年)のポスター画像を掲載。「女優の稲垣美穂子さんが8月6日に旅立たれていたとのニュースに接し、心よりご冥福をお祈りいたします。稲垣さんは1956年公開の日活映画『花の運河』でデビュー、『船頭さんよ』『情熱の花』など50本以上の日活作品にヒロインや助演として出演されました。」と悼んだ。 (よろず~ニュース編集部)
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