「ショウヘイを獲得できなかった」ブ軍右腕がチーム“低迷”の原因を鋭く指摘!「3人か4人のスーパースターが必要だ」
ブルージェイズのクリス・バシットが現地時間8月19日(日本時間20日)に、スポーツキャスターのクリス・ローズのネット番組『Chris Rose Rotation』に出演し、今季のチームの低迷について言及した。 【動画】なかなか見られない!大谷翔平の“巧妙”なプレーに現地も賛辞 ブルージェイズは現在58勝67敗でア・リーグ東地区の最下位に沈み、プレーオフ進出圏内に11ゲーム差と大きく開いている。バシット自身は今季ここまで25試合に登板して9勝12敗、防御率4.34という成績だ。 そんなバシットは「今年のブルージェイズについて一つ言えることは、ショウヘイ・オオタニに7億ドルを投じたが、彼を獲得できなかった。それが現実で、我々は別の優秀な選手を獲得する手を考えていなかった」と、チームが最下位にいる原因について鋭く指摘している。 ブルージェイズは大谷獲得に失敗したあと、FAでケビン・キーアマイアーと再契約し、アイザイア・カイナーファレファ、ジャスティン・ターナー、ジャリエル・ロドリゲスとも契約したが、現在チームに残っているのはロドリゲスだけという現実だ。 バシットは「今日の野球では、3人か4人のスーパースターが必要だ」と話し、「本当に優秀なチームを見てくれ。彼らは1人のスーパースターではなく、3人か4人のスーパースターでやっている。それが今の野球の本質であり、投手陣のあり方であり、ブルペン陣のあり方なんだ」と続けた。 さらに「打線に優れた打者が1人か2人しかいなければ、どんなに優秀な選手でも、文字通り良い成績は残せない」 とし、「もっと打たないといけないし、投手陣ももっと良くならないといけない」と、ブルージェイズには、ウラジーミル・ゲレロJr.という強打者がいるものの、チーム成績が向上しないことに不満を抱いているようだった。 「話せることはたくさんある。うまくいかなかったことについては、文字通り45分は話せるが、公言することがこの組織にとってベストだとは思わない」と話したバシット。 しかし「ブルージェイズに対する批判ではない。誰に対する批判でもない」と語っており、チームが低迷する現実に彼なりの意見を口にしたようだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]