フリマアプリが狙われている!副業したいユーザーを騙して、犯罪に利用…その“巧妙な手口”とは
◆2. 「返品」要請に応じたら、本物を偽物にすり替えられた!
フリマアプリでは、悪質な購入者によって本物を偽物にすり替えられる問題も起きています。ブランド品の取引の場で多く発生しており、以下のような流れですり替えられてしまうようです。 出品者が本物を出品し、購入者が購入 ↓ 購入者から「届いた物に問題があった」などと返品の要請が来る ↓ 出品者が応じる ↓ 出品した物とは別の物(偽物)が出品者に届く 被害に遭った人の中には、まさか偽物にすり替わっているとは思わず、そのままフリマアプリで再出品してしまった人もいるようです。それが別のユーザーに購入されてしまい、偽物が市場に流通している事態も大きな問題になっています。
◆運営側は出品者を守る対策を
すり替え被害を防ぐため、出品者の中には「ノークレームノーリターン」という条件を出して取引している人もいます。しかしこうした「返品不可」の姿勢をとると、メルカリではルール違反とみなされてしまい、出品者がペナルティを課されてしまう恐れがあります。 出品者としては非常にもどかしい状況が続いているのも事実。安全・安心な取引のためには、フリマアプリの運営側にも対策を講じていただきたいところです。
川崎 さちえ(フリマアプリ・ネットオークションガイド)