「既存マンション」にも忍び寄る管理費の値上げ…見逃しがちな「隠れ値上げ」の実態とは?
マンションの管理費の隠れ値上げの実態
既存マンションでは、管理費の直接的な値上げが難しいため、隠れた値上げが行われる場合があります。その方法の1つとして、共用部の有料化や値上げがあげられるでしょう。 マンションの共用部には、駐車場や駐輪場だけでなく、ゲストルームやフィットネスルームなどがある場合があります。それまで使用料が無料だったところを有料化したり、有料だった使用料を値上げしたりするケースです。 しかし、マンションの管理組合は、マンションの維持のために居住者の理解を得ながら値上げを実施する必要があるとされています。管理費の急激な値上げは住民の経済的負担を増やすため、今後は支払いが困難になる住居者が増加する可能性も考えられます。
マンション共用部の有料化などで間接的に管理費の値上げが行われているケースもある
マンションの管理費は過去10年間で1926円上昇していることが分かりました。この背景には、物価や人件費の上昇による管理会社への委託費の高騰が影響しているようです。 また、利用者が知らない間に「管理費」という名目ではなく、違う部分で値上げされているケースもあるようです。例えば、ゲストルームやフィットネスルームなどのマンションの共用部分があげられます。 自分が住んでいるマンションでまだ管理費の値上げが行われていない場合でも、これから管理費の値上げや間接的な値上げが行われる可能性もあるかもしれません。 出典 国土交通省 令和5年度マンション総合調査結果 国土交通省 平成30年度マンション総合調査結果 国土交通省 平成25年度マンション総合調査結果 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部