【会見動画】VWも不適切な排ガス検査 日本法人社長「改ざんない」
独フォルクスワーゲン(VW)の日本法人、VWグループジャパン(本社・愛知県豊橋市)は5日、日本市場向けの新車の燃費と排気ガスの抜き取り検査で、計83台において不適切な事案があったと発表した。東京都内で行われた会見で、ティル・シェア社長は「お客さまには大変な心配をおかけしてしまい、心よりお詫び申し上げる」と陳謝した。 【動画】VWも不適切な排ガス検査 日本法人社長「改ざんない」(2018年12月5日)
同社の発表によると、2013~2018年式の車両1113台を対象に調査を行い、ポロやゴルフ、up!など83台で不適切な検査が見つかった。同社は4日に国土交通省に報告した。 試験速度や湿度条件でエラーや範囲逸脱があって、本来なら「無効」と判断すべき測定結果を「有効」と処理していたという。シェア社長は「原因は人的ミスで、改ざんや意図的な見過ごしではない」と説明。測定結果は正規に測定した数値と同等の範囲内であり、燃費や排出ガス値への影響はないとしている。 燃費・排ガス検査をめぐっては、日産やSUBARU(スバル)で検査データの改ざんなどが発覚している。