南阿蘇鉄道全線運転再開1周年記念! JAL客室乗務員がトロッコ列車に乗って南阿蘇の景色をご案内しました!
全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。 【画像】出発式でのアナウンス 今回お話を聞いたのは、熊本で南阿蘇鉄道のツアーに携わるJALふるさとアンバサダーの長田佳子さん。 ――取り組みについて教えてください。 こんにちは。JALふるさとアンバサダー熊本県担当の長田です。 2023年7月に、熊本地震から約7年ぶりに全線で運転を再開した南阿蘇鉄道。その「全線運転再開1周年」を記念し、南阿蘇を満喫していただけるツアーを企画しました。 約50年前の国鉄時代の貨物列車を改造した歴史ある解放感たっぷりの車両で皆さまをお迎えし、車窓から見える南阿蘇の雄大な自然をお楽しみいただきました。 ――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。 JAL、JR九州、南阿蘇鉄道3社の客室乗務員が南阿蘇鉄道トロッコ列車 高森駅から立野駅までの区間を特別アナウンスでご紹介しました。3社で地域の鉄道に乗車し、南阿蘇のよさを存分に体験していただくツアーを考えました。私もアンバサダーとして、豆知識も交えたアナウンスで盛りあげました。 またJALオリジナルドリンク「スカイタイム」をウェルカムドリンクとしてご用意し、ご参加の皆さまから大変ご好評いただきました。 そして、本ツアーでは100年以上九州を走ってきた機関車SL人吉で使われた客車が特別に復活運行しました。その列車内でも特別アナウンスやオリジナルクイズ大会などを開催し楽しいひと時をお過ごしいただけるよう、おもてなしいたしました。 ――今後の展開・展望について教えてください。 熊本には魅力ある自然や乗り物、そして食がたくさんあります。 さらに熊本を盛り上げる取り組みをしていきたいと思います。 ――旅行者に向けてメッセージをお願いします。 トロッコ列車から見える景色は四季折々、さまざまな表情があります。これからの季節は紅葉がとてもきれいにご覧いただけます。 ガイドによってもアナウンスが異なりますのでお気に入りの乗務員を見つけてみてはいかがでしょうか。 また2024年3月に惜しまれながら引退したSL人吉ですが、熊本県の人吉駅にて1922年製造の蒸気機関車(SL)「58654号機」の展示も今月に開始しました。 ぜひ熊本に遊びにいらしてください。待っとるけんね!
トラベル Watch,編集部