「キングオブコント2024」の楽しみ方! 今年の注目ポイントはベテラン勢と新進気鋭の戦い!
《コットン》「一昨年の第15回大会で準優勝。日常を面白おかしくポップに魅せることにかけては随一の力があります。そして、西村君の演技力ときょん君のキャラクターと役になり切れる強さ。後半にしっかり上げていく構成力。どこをとっても一級品です。最後がビシッと決められるコンビなので、おのずと審査員も高い点数を入れたくなると思います」 《ニッポンの社長》「史上初の5年連続決勝進出。5位→4位→10位→3位と順位を上げつつ最下位もしっかり経験済み。バカバカしい設定をひとつの技法で突破しようとする彼らのネタは、大ウケするか、ハマらないか、どっちに転ぶかわからないのが魅力。 ほかの芸人にはまねできない......いや、まねしようと思わない。だからこそ光る、ふたりの世界観が素晴らしい」 《ファイヤーサンダー》「昨年念願の決勝進出を果たした彼らがしっかりと今年も戻ってきました。昨年は『お笑い好きによるお笑い好きのためのネタ』という感じでしたが、今年はその空気もしっかり残しつつ、ツッコミ担当のこてつ君がビシビシと面白ツッコミを炸裂させて、笑いをかっさらうことでしょう。 ちなみに今大会、純粋にバシッとツッコむタイプはこてつ君と、や団の本間キッド君くらい。そのスタイルがハマれば、爆発の要素になるかも」 《や団》「一昨年に15度目の挑戦で決勝初進出をつかんだや団もすっかり決勝常連組に。卓越した演技力で空気づくりも抜群。スベる心配のない安定感。そして後半にかけての爆発力もある。と、ウイークポイントが見当たりません。 先にも言いましたが、今回はビシッとツッコむタイプのグループが少ない中で、本間君のツッコミはひときわ光るでしょう。ツッコミがしっかりしていると、お客さんもネタを理解しやすくなりますからね」 《ラブレターズ》「11年の第4回大会で初めて決勝進出したラブレターズが13年後の今年も決勝にいるという衝撃。上質なコントを作り続ける職人です。今年は昨年以上に演技力がパワーアップ。特に、溜口君にキャラを演じさせたら天下一品。 そして、キャラものをこなすこともできれば、リズムネタもできる。ファイナルステージに残ることができれば、するするっと優勝することもありそうです」 《隣人》「昨年初進出で2年連続決勝進出。昨年は中村遊直君が顔を隠したリアルチンパンジーとなり落語を披露するという奇抜なネタでインパクトを残したふたり。そして今年は......またまた強烈なインパクトです。ハッキリ言いますが『度胸あるわー』。絶対見てほしい」 《ロングコートダディ》「キングオブコント決勝進出3回。M-1決勝進出2回。漫才、コントどちらを披露してもトップクラスです。昨年は準決勝に進出するも、体調不良のため欠場。その分、ネタが温存できたでしょう。スケールのでかいネタもできれば、かけ合いの妙で笑いを誘うこともできる。万能型のコント師です」