東大のサブマリン渡辺向輝、確かな成長 父俊介さん「自分を見失わずに」
渡辺俊介さん「どこまで成長するか楽しみ」
元ロッテの父、渡辺俊介さんが12月中旬、時事通信のインタビューに応じ、息子の投球や期待感などについて語った。 ―今年の投球をどう見たのか。 いい経験をさせてもらっているな、と。野球が好きで神宮で投げられるのが楽しい、という段階から、先発を任されて責任や自覚が生まれ、野球選手として成長している。父親としては、ここまで野球を続けてきてよかったなと思う。 ―来年に向けて望むことは。 短期間でよりフォーカスして練習をやり始めている。投手として本格的に練習に取り組んでいるので、どこまで成長するかが楽しみ。向輝だけでなく、東大の選手たちは勝ち点にこだわっている。本気で勝ち点を取りに行く姿勢は、他の大学もやりづらいと思う。東大の今の3年生にはポテンシャルの高い選手が多い。楽しみです。 ―アドバイスなどはあるか。 最後の1年。(プロ入りなど)周囲からの声などもあるが、プロへのアピールをしようとか、余計な力みがなければいい。周囲に惑わされずにやっていければいいし、本人がその努力をしているのが分かる。技術的にどうこうはなく、自分を見失わずにやっていければ楽しみになる。 ―プロの先輩として思うところは。 (向輝は)現在の自分の立ち位置を分かっている。(プロは)来春のリーグ戦次第かな。メディアの方やファンの方から期待されることもあると思うが、周りの思いは分かっている。冷静に見極めてやさしく見守っていただければ。今年は(元プロの二世同士として)清原さんの長男に大きな影響を受けたよう。対戦した時に打たれて複雑だろうが、成長を目指す過程で存在は大きかったようだ。