任天堂株、8連日上昇で上場来高値 Switch後継機が“春先投入”予測など刺激材料に
任天堂株式会社の株価が8日連続での上昇を続け、上場来高値を約5カ月ぶりに更新した。東京証券取引所の4日終値での同社株価は9,210円を付け、この期間中に1000円以上の大幅な上昇を記録している。 【画像】8年目でも健在の任天堂スイッチ、販売状況は「ティアキン」ヒット反動で前年比減 主な続伸の要因としては、11月より発表されたサウジアラビアの政府系ファンドによる株式保有比率の引き下げが一巡したことが挙げられ、投資家心理に好影響を与えているとされる。同ファンドの保有比率は約1%減にとどまる5%となり、市場に安定感をもたらしたと考えられている。 そして、同社の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の後継機に関する市場の期待も追い風になっている。先日にも複数の海外媒体が同ハードを来年1月に発表し、春先にも販売するというスピード展開をとの情報筋による観測を伝えたことで、思惑買いの強まりも想定される。 最新の報道によれば、9月から量産が開始され、新機種は8インチディスプレイや、最新のNvidia Tegraプロセッサを搭載するとされ、グラフィック性能の向上も見込まれている。新ハードに関する情報は以前公式発表ではないため取り扱いには注意する必要があるものの、既に2025年3月までの正式発表は確定しており、将来性に対する投資家の期待の高まりがうかがえる。
編集部 経済・社会担当