エンセン井上

　麻薬成分入りチョコレートバーの密輸したとして麻薬取締法と関税法違反の罪に問われ、今月3日に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を受けた格闘家・エンセン井上（57）が15日、ユーチューブチャンネル「エンセン井上ちゃんねる」を更新し、反省を述べるとともに事件の真相について語った。 【写真】PRIDEのリングでノゲイラとも対戦したエンセン井上（2002年） 　エンセンは「法律の違反をしました。法律的にダメなものを持ってきました」と謝罪。持ってきたものは「チョコレートです。アメリカで（自分が食べた）チョコレートは、微量のマジックマッシュルームを入れてるんです。微量だから幻覚というより健康（になる）ような量が入ってます」と説明した。 　そのチョコを食べた時は「20分たったら筋肉がリラックスして筋肉痛なくなって、ホントにいいものだった。自分としては」。 　チョコレートは総合格闘家のイアン・マッコール選手からもらったという。「彼に数珠を頼まれてつくってあげて、その感謝の気持ちで『プレゼント送りますよ』って言われた。それで知らない間にハワイの実家にその箱が来て」 　何か分からなかったためマッコール選手に「これ、何ですか？」と聞いたら、「マジックマッシュルーム、入ってるチョコ」と説明されたと明かした。 　マジックマッシュルームと聞いて「これはヤバイもの」という認識を持ったが、「彼の説明が、『全部安全なものだよ。健康だよ。ホントに炎症を取るとか。（マジックマッシュルームが）微量に入ってるから大丈夫よ。やってみれば分かるよ』と言われたら、ちょっとやってみようと思った。ハワイで」。 　食べてみたらおいしかったうえ、悩まされていた腰の痛みがなくなっていたという。「それでイアンにまたメッセージしたら、『エンセン、アメリカでは合法だし、健康のものだよ』。それで自分がいつも食べたいなと思って、日本に帰る時に持っていきたいなと思った」。 　日本では違法なものだが、エンセンは「法律でダメと分からなかったと言うとウソになっちゃう」と正直に告白。「大丈夫だろうと思って持ってきた。でも本当は、ダメだろう、違法だろうと思ったら、自分の責任で調べるべき。日本の法律と入管のこととかナメないで、ちゃんと調べてダメだったら持ってこない。それが自分の大きいミス」と反省。「まさか麻薬関係と思わなかった」と話した。