小池百合子都知事、豊洲市場問題で「第2弾の報告書まとめたい」
THE PAGE
豊洲市場問題で都がまとめた内部調査結果について、東京都の小池百合子知事は7日、「まだまだ究明されていない。自己検証の限界を露呈した」と指摘し、今後は聴取に近い形でのヒアリングを行い「第2弾の報告書をまとめたい」との方針を示した。 【中継録画】小池都知事の記者会見 盛り土問題の行方は?(2016年10月7日)
豊洲市場の主要棟の下に盛り土がなされておらず「地下空間」になっている問題で、都が進めた内部調査では関係職員らへのヒアリングを行ったが、小池都知事は今後は「むしろ聴取のニュアンスが強い」形でのヒアリングを進めると述べた。 開会中の都議会では、報告書で「地下空間の設置案を技術会議が独自に提案した」との内容が記されていたが、実際は都からの提案だったため、都が訂正答弁を行う事態となった。小池知事は「残念、遺憾としか言いようがない」と述べ、「全体をチェックし直した上で、第2段階としての報告書をまとめられればと思っている」と報告書の第2段を作成する方針を表明。期限については「定例会議を踏まえた上で出していきたい」とした。 石原慎太郎元知事へのヒアリングについては、「まさしく当事者。経緯をうかがうのは大変貴重。ポイントになる質問をまとめ、先ほど発出した」と述べ、質問状を元知事側に送付したことを明かした。 (取材・文:具志堅浩二)