娘のおままごとで「孫」が机の上に置き去りに…思わず注意した母の後悔
子どもに口うるさく注意してしまったとき、「干渉しすぎかも」と不安になった経験はありませんか? 「コクリコラボ」が2024年2月に行ったアンケート調査(※)によると、自分が過干渉や毒親かもと感じたことのあるママは8割にものぼることがわかりました。 【漫画を読む】思わず注意してしまった母が後悔した理由とは…? 2児の母であるイラストーレーターの横峰沙弥香さんも、子どもに対して干渉しすぎかもと悩んだことがある1人。 横峰さんが子育ての切なさを、架空のスナック「スナック千代子」のピスタ千代子ママとしてつぶやく4コマ漫画連載「スナック千代子へいらっしゃい」(毎月第1・3日曜日に配信)。今回は、小学1年生の娘の「おままごと」に口出ししてしまったときのエピソードを漫画と共に綴ってもらいました。 =============== ※子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」が2024年2月6日~2月19日にインターネット上で実施。有効回答数は134件。 ===============
「口は出さずに金は出す」親になりたい
我が子との正しい距離感って難しいですよね。安全な生活の確保と健康の維持だけは死守して、あとはただ我が子を信じて見守り、危ない時や困った時だけサポートするのが良い関わり方なのだろうけど……ついつい過剰に心配してしまったり、余計なひと言を言ってしまったり。 これは我が子のことを信じてあげられていない、ということなのでしょうか。自分が子どもの立場だった頃は、干渉されるのがあんなに嫌だったのに。干渉する親にだけはなるまいと固く心に誓っているくせに、いつもうっかり過干渉をキメてしまい、そんなときは自己嫌悪で泣きたくなります。 最近の娘のお気に入りの遊びに、手近なものを「自分の子ども」という設定にして生活する、というものがあります。それは野菜だったり文房具だったり靴下だったりするのですが、誰(?)が相手でもそれなりにきちんと気にかけて生活している様子が愛しいです。一緒に食事をとったり、体調を気遣ったり、寝かしつけたりと、なかなかによき母親ぶり。 そんな娘に対して、「子ども(このときは黄色いパプリカでした)をこんなところに置きっぱなしにしていたらしなびちゃうよ!」なんて言ってしまうわたくし、はい無粋。 もし将来子どもたちが親になることがあれば、彼らの子育てに対しては「口は出さずに金は出す」スタンスでいようと決めているのに、パプリカ相手にすら実行できないだなんて……前途多難です。
横峰 沙弥香