うるさい社長に「仕事してるアピール」をするために「スリッパを10センチだけ動かした」結果
小出しにアピール
小さなオフィスで、机は6つありました。仕事が終わるのは5時。5時ピッタリに帰っても怒られるし、あまりもたもた残業しても怒られるという、何だか難しい職場でした。 机が6個なのに、ゴミ箱は5つでした。しかも社長は自分のゴミ箱以外に、他の机のゴミ箱も使うので、仕事が終わる5時には、5個のゴミ箱全部にゴミが入っています。 私は午後になると、そのうち2つのゴミ箱のゴミを別のゴミ箱にまとめておきました。5つのゴミ箱のうち、ゴミが入っているのは3個くらいにしておくんです。 その後、5時ちょっと前ぐらいに、のこり2つのゴミ箱のゴミを1つのゴミ箱にまとめておく。 「あ、5時だよ、岡野さん、帰ったら」と言われたら、「はーい」と言って、その1個のゴミ箱のゴミをポンと捨てて「失礼します」と言って帰るんです。これで、「早く帰れ!」とドヤされることなく帰宅できました。 社長は、「岡野さんはどうしてこんなに早いの」と驚いて、ゴミ箱をチェックしに行って、首を傾げていました。 私は毎日、そうやってちょこちょことアピールしていたので、クビにもならず、辞めることもなく、まんまと6ヵ月分のボーナスをもらえたのです。 『「不器用でアピールできない人」は損!…“問題行動”もないのに夫婦関係にトラブルが起きてしまう衝撃の理由とは』へ続く
岡野 あつこ(夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー)
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