世界一連覇へ、ポニー女子日本代表が始動!コーチには元女子プロ選手2人が就任 選手たちへ「チームのプライドとか全て背負って戦えるか」
そんな選手たちの姿に安心していたのは、今大会から代表コーチに就任した小西美加と、小宮志織の2人だ。 小西コーチは女子プロ選手として10年間活躍し、日本代表にも召集された実績を持っている。小宮コーチも女子プロ野球選手として活躍した経歴を持っており、女子硬式野球界の第一線で活躍した2人が日の丸を背負うことになった。 わずか3時間半ほどだったが、「去年の経験者がいるので、仲間意識の強さを感じました」と小西コーチは語ったうえで、選手たちのプレーを好評した。 「いろんなタイプの選手がいましたけど、しっかりした野球を見せてくれました。それぞれがスタイルを持っていて、個性をアピールしてくれて好印象でしたね」 小宮コーチも同様に「レベルは高いですし、仲が良さそうなので、全体的に好印象でした」と充実の3時間半になった模様。当初は大会直前に現地・フィリピンで初顔合わせの予定だったこと、そして大会連覇ということを考えれば、選手たちの起用方法を含めて、それぞれの特徴を知ることが出来たのは大きな収穫となった。
大会連覇へ、今後は自身のチームで練習を重ねて大会を迎えることとなりそう。それぞれで研鑽を重ねていくことになるが、そうした普段の行動の大切さを、代表経験者・小西コーチは語った。 「優勝というのはもちろんありますが、優勝すれば何でもいいわけではないと思っています。やっぱり中学生だから遊びたいし、羽を伸ばしたいとか色々あると思うんです。だけど、代表選手として日ごろの行動が見られていることを自覚してもらえば、選手たちの成長に繋がると思うんです。 だからチームのプライドとか全て背負って戦えるか、というような話をできたらと思っていますし、普段やっている当たり前のことをきちんとやった結果、最終的に勝利に結びつくような戦いをしたいと考えています」 日の丸の重みを知るコーチとともに、ポニー女子日本代表が8月、再び世界一達成へライバルたちとしのぎを削る。どんな野球を見せてくれるのか。