祖父が購入した実家に住んでいるアラサーです。さすがにボロくなってきたのですが、今から賃貸に引っ越すのはリスキーでしょうか?
実家を相続などで引き継いだものの、老朽化してきており、修理・リフォームと引越しどちらがよいのか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、古い実家のリフォームや維持費用や賃貸への引越しについて解説します。 ▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
古い実家の修理やリフォーム
古い実家を相続した場合、そのままでは住みづらい、故障している箇所があるなどの理由で修理やリフォームを検討する方も多いのではないでしょうか。リフォームをする場合は、古くなったキッチンやトイレなど自分の好みや生活スタイルに合わせて部分的に修繕できるため、費用をできるだけ抑えながら実家を維持することが可能です。 ただし、建物の構造上間取りの変更ができないこともあり、希望のリフォームができない場合もあります。また建物の土台や柱などの構造部分が劣化している場合には、大規模な工事が必要なケースもあるため、費用は高額となります。
古い実家に住み続ける場合の維持費用
古い実家に住み続ける場合には、維持するためにさまざまな費用が発生します。まずは、固定資産税です。居住者の有無にかかわらず、所有しているだけで毎年一定額の税金が課せられます。各自治体が定める固定資産税評価額によって税額が変わるため、事前に確認しておきましょう。 次に、都市計画税です。市街化区域内にある土地や建物が対象となっており、固定資産税と同様に毎年支払う必要があります。課税対象エリアかどうかについては、各自治体で確認しましょう。税金以外にも、後々に発見した欠陥箇所の修繕費や災害被災時の保証としての保険費用なども必要なため、将来を見越して検討することが重要です。
賃貸への移行のリスク
賃貸への引越しを考える場合には、以下のようなリスクがあることを考慮しましょう。 ・実家のリフォームのように、内装や間取りなどを自由に決められない ・入居時にかかる費用や家賃の支払いが発生する ・高齢になった場合、契約更新できない恐れがある 実家の場合には、費用がかかるものの、ある程度自分の好みに合わせてリフォームが可能です。しかし、賃貸の場合には、自分の自由に間取りや内装、設備の変更ができません。また敷金・礼金といった契約時に必要な初期費用が発生します。家賃の支払いについても、住んでいる限り払い続けなければならない点も考慮しましょう。さらに賃貸の場合には、一定期間で契約更新が必要です。