シェイクスピア劇初挑戦の草なぎ剛が「ヴェニスの商人」シャイロックに、演出は森新太郎
草なぎ剛が主演を務める「ヴェニスの商人」が、12月から来年1月にかけて東京・京都・愛知で上演される。 【画像】「ヴェニスの商人」草なぎ剛のビジュアル。(他1件) 本公演では、ウィリアム・シェイクスピア「ヴェニスの商人」を、松岡和子の翻訳、森新太郎の演出で立ち上げる。シェイクスピア作品初挑戦となる草なぎが演じるのは、高利貸しのシャイロック。なお草なぎ以外の出演者は、明日8月29日から毎日正午に1人ずつ発表予定となっている。 草なぎは「今まで舞台で演じたことのないような役なので、すごく緊張しています。でも、演出の森新太郎さんをはじめ、共演者も初めての方が多いので、気負わず、新鮮な気持ちで、この作品、この役に挑みたいと思っています。そして、僕自身も思いっきり、楽しみたいと思います!」とコメント。演出の森は「この一大事業に、力のある俳優陣が揃いました。特に草なぎさんがシャイロックを演じられるのは、私にとっても事件でしかありません。シェイクスピア劇の新たな地平へ一歩踏み込めるのではないかと、心臓がバンバン高鳴っております」と心境を語った。 公演は12月6日から22日まで東京・日本青年館ホール、26日から29日まで京都・京都劇場、来年1月6日から10日まで愛知・御園座で行われる。チケットの一般発売は10月を予定している。 ■ 草なぎ剛コメント 今回、初めてシェイクスピアの作品に出演させていただきます。 「シャイロック」は今まで舞台で演じたことのないような役なので、 すごく緊張しています。 でも、演出の森新太郎さんをはじめ、共演者も初めての方が多いので、気負わず、新鮮な気持ちで、この作品、この役に挑みたいと思っています。 そして、僕自身も思いっきり、楽しみたいと思います! ■ 森新太郎コメント シェイクスピアがこの作品を発表した当時、ロンドンの観客にとってヴェニスはまさに憧れの地でした。海洋貿易によって経済的繁栄の絶頂にあった、活気あふれる、美しき水の都。ロマンティックな恋愛喜劇が繰り広げられるのに、これほどふさわしい場所はありませんでした。しかし、物語は実にメランコリックな台詞から始まります。「まったく、どうしてこう気が滅入るのかな……」この息苦しさの正体は何なのか、美しき水の都にはどんな“腐臭”が漂っているのか、演出家としてまずはそこを掘り下げていけたらと思っています。今の時代に重なる「ヴェニスの商人」になれば良いのですが。この一大事業に、力のある俳優陣が揃いました。特に草なぎさんがシャイロックを演じられるのは、私にとっても事件でしかありません。シェイクスピア劇の新たな地平へ一歩踏み込めるのではないかと、心臓がバンバン高鳴っております。 ■ ヴェニスの商人 2024年12月6日(金)~2024年12月22日(日) 東京都 日本青年館ホール 2024年12月26日(木)~2024年12月29日(日) 京都府 京都劇場 2025年1月6日(月)~2025年1月10日(金) 愛知県 御園座 □ スタッフ 脚本:ウィリアム・シェイクスピア 訳:松岡和子 演出:森新太郎 □ 出演 草なぎ剛 ※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記。