報じられていた移籍が決まらずSBの去就は宙ぶらりん 残留となれば菅原の厄介なライバルに
プレミアで100試合以上に出場している実力者だ
プレミアリーグにサウサンプトンが戻ってくる。一昨季はリーグ最下位で終える不本意なシーズンとなったが、ラッセル・マーティン新監督の下でスタートした昨季のチャンピオンシップでは4位でフィニッシュし、昇格プレイオフに進出。ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン、リーズを撃破し、1年でトップリーグ復帰を決めた。 そんなサウサンプトンに注目が集まっているのは、菅原由勢が加入したからだ。サムライブルーで地位を確立している選手であり、AZからのステップアップは今か今かと期待されていた。 サウサンプトンでの新シーズンはすでに始まっている。ここまではプレシーズンマッチを6試合戦っており、ニューカッスルとの開幕戦に備えている。 マーティン監督は主に[4-2-3-1]を採用しており、菅原はここまで2試合に先発。別の4試合ではルートンやアストン・ヴィラでプレイ経験があるイングランド人のジェイムズ・ブリーが起用されており、彼と菅原はポジションを争うことになる。 ただ、ライバルはもう1人おり、どちらかといえばそちらが大本命といえる。それはイングランド代表経験もあるカイル・ウォーカー・ピータースだ。 トッテナム出身のサイドバックで、昨季はリーグ46試合に出場し、2ゴール4アシストを記録。プレミアで115試合に出場した実力者だ。 同選手はトレーニングに参加しているものの、ここまでのプレシーズンマッチには出場していない。マーティン監督によると、選手はプレイを拒否していないものの、移籍の可能性があり、怪我を避けるためだと、英『Daily Echo』に語っている。 実際に移籍市場がオープンすると、三笘薫擁するブライトンやウェストハムが彼に関心を寄せているといった報道が散見された。しかし、未だ実現しておらず、ピータースの去就は宙ぶらりんの状態になっている。 7月末にセインツは残りの契約期間が1年を切ったピータースに新契約を提示している。そのため、今夏で移籍が決まらなければ延長する可能性があり、そうなると菅原にとって彼は厄介なライバルとなるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部